こんにちは、
あるいははじめまして。
日々の献立を綴っています。
よろしければ立ち寄っていってください。
10/31に観た映画
「SPENCER ダイアナの決意」
のレビューが今更になってしまいました。
(明日書くと予告しながら書けなかったのは、
家庭内紛争があったからです)
現UKチャールズ国王の、
皇太子期の元妃、
プリンセス ダイアナの葛藤を描いた作品です。
スペンサーは彼女の旧姓です。
クリスマスに王室一族が、
一堂に会する三日間の物語です。
ダイアナ主観で話が進むので、
英国王室を尊敬している人は、
気分を害するかもしれません。
王室のしきたりに抗うダイアナ。
そんな構図で物語は進みます。
それにしても2006年に公開された、
ダイアナの死に直面した女王を描いた映画
「The Queen」
のエリザベス二世が、
過度に美化されていると思えるほどです。
あらすじとネタバレは↓↓に載せます。
献立
鰤しゃぶ
らーめんのしゃぶしやぶ
白葱ミックスの袋野菜ふたつ
まず昆布出汁で鰤しゃぶをいただきます。
野菜はあらかじめ煮ておきます。
鰤のあと麺に添付されたつゆを薄めに溶かして、
らーめんしゃぶしゃぶをいただきます。
お付き合いくださりありがとうございます。
дякую デャークユ。
日本人ならこの映画を観て、
雅子皇后を思い浮かべる向きは多いと思います。
皇室というしきたり故に適応障害となったのでは?
と憶測してしまいます。
また美智子上皇后がふたり、紀子妃がひとり。
世継ぎに成り得る男子を設けたことも、
圧になってはいないかと心配するところなのです。
本編が始まる直前に
「実話に基づいた寓話」
との但し書きが現れます。
それにしても思うのは、
日本の皇室に属している、
あるいは属していた方について、
ここまで赤裸々に描かれることは無いということです。
ダイアナは王室に嫁ぎ病的に葛藤しています。
何故ここでは普通に生きられないのか。
頂点に君臨する、
エリザベス二世の意に逆らうことは法度です。
そして王室の伝統に背くのも法度です。
現チャールズ王はこのとき既に、
現王妃のカミラと懇意にあったことが暗示されます。
チャールズ皇太子がダイアナに贈ったのは、
カミラへ贈ったのと同一の真珠のネックレス。
そのことに嫉妬したダイアナは、
このときすでに別居しています。
ダイアナは摂食障害に苛まれていました。
王族が一堂に会し食事する場においても、
嘔吐を繰り返します。
その一方で深夜厨房に忍び込み、
スウィーツを喰い漁ります。
そんなダイアナの唯一の支えは、
ふたりの王子は無論のこと、
世話役のマギーでした。
ふたりして海岸へドライブに赴き、
漣と戯れます。
マギーはレズビアンであり、
ダイアナに好意を寄せているとカミングアウトします。
でもダイアナは、
そのことに大きな動揺を見せません。
セクシャリティを問わず、
ダイアナにとってのマギーは、
唯一無二の存在だったのが分かります。
最終盤、
ダイアナは二人の王子を連れて、
ハンバーガー店へ赴きます。
フルオープンのポルシェに流れるのは、
pop music。
会食での生演奏弦楽四重奏とは対極にあります。
王子たちにはしきたりに縛られること無く、
自由を謳歌して欲しいという親心だったのでしょう。
ともあれケネディ未亡人のように、
自由を謳歌する人生を歩んでいたらと思うと、
いたたまれない気持ちになります。
パパラッチに追われゴシップのネタにされたことには、
そのようなニュースソースに喜ぶ心無い市民にも、
ダイアナの死に加担した過失が、
あるように思えてなりません。