こんにちは、

あるいははじめまして。

日々の献立を綴っています。

よろしければ立ち寄っていってください。

 

新海誠監督作品

すずめの戸締り」を観てきました。

 

一言で表すと

天気の子」とは思想がまったく逆を向いています。

(てんきのこを天茸と変換したオレのPC大丈夫か?)

君の名は」以降の新海作品の中では、

最も引き込まれました。

 

本作中には、

東日本大震災を描写するシーンが数多くあります。

刺激に弱い人、共感疲労する人、PTSDの人、

何よりも被災した方、大切な人を失った方は、

観ないほうがよろしいかと思います。

 

本編に入る直前に映倫の広告が入りますよね。

それに照らすとPG12に相当すると感じました。

地上波での放送は、

慎重に判断していただきたいものです。

 

ネタバレは↓のほうに記しておきます。

 

 

 

献立

カルビうどん 焼き餅 貝割菜 九条葱 若布

 

出前館を頼るつもりでいたところ、

ドライバーが足りないのかどの店も受付休止です。

仕方なく即席で作りました。

でも私の添加物過敏症を踏まえて出汁は煮干しです。

 

 

季節外れの花火など如何でしょうか。

1.5時間に遜色ないフィナーレの見応えです。

 

 

お付き合いくださりありがとうございます。

дякую デャークユ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、

鈴芽の暮らす土地に草太が現れます。

そして廃墟がないかと鈴芽に尋ねます。

「あの山の奥に廃墟の温泉がありますよ」

そう答えます。

 

と言ってみたものの胸騒ぎを覚えた鈴芽は、

その廃墟に踏み入れます。

かつて設えられたであろう池の中央に、

扉がぽつんと立っています。

衝動的にその扉を開けると、

見たことがあるかもしれない異世界が見えます。

なのにそれは一瞬で、

何度通り抜けても池の扉を行き来しているだけです。

 

さらに鈴芽は、

扉の傍らにあった石像を引き抜いてしまいます。

それは瞬く間に動物に化身して消え去ります。

 

鈴芽は気味悪くなってその場から逃げ去ります。

そして昼休みに登校します。

友人たちと共に昼食を食べようとしていると、

あの廃墟の方から煙が立ち昇るのを見つけます。

しかし友人や他の者にはそれが見えません。

 

ふと草太のことが気になって廃墟に戻ると、

扉の後ろから噴き出すものを、

草太が扉を閉めて止めようとしています。

鈴芽が草太に手を貸し、

扉を封印するのに成功します。

 

ここまではプロローグに過ぎません。

鈴芽はダイジンの魔力により椅子にされた草太と共に、

猫のダイジンを追って日本列島を駆け巡ります。

宮崎、愛媛、神戸、東京、三陸…

この旅の末端にて、

鈴芽が大震災により母を亡くしたことが示されます。

 

「天気の子」とは思想が正反対だと触れました。

前作ではふたり一緒に居たいという私利私欲故により、

東京は常に雨が降り浸水してしまいました。

公共の福祉のためには個人の自由は束縛される。

そういう点においては大局を無視しています。

 

逆に本作では、

大地震を引き起こす"みみず"を封じるために、

鈴芽自ら草太を要石としてしまいます。

草太の師匠にそのことを告白すると

「それでよい」

と言われます。

大局の安寧のためには、

草太の犠牲は当然だということです。

 

前作は人柱をないがしろにした東京の行く末でした。

本作では鈴芽の草太への恋心が貫かれるものの、

草太の閉じ師としての業に重い鎮を感じました。

 

間髪入れぬ展開なので案外疲れます。

終映直後はしばらく立ち上がれませんでした。

 

それにしても聖橋は聖地と化しているのでしょうね。

江北JCT五色桜大橋も懐かしいなあ。