こんにちは、
あるいははじめまして。
日々の献立を綴っています。
よろしければ立ち寄っていってください。
来月公開される映画
「土を喰らう十二ヵ月」
の公式ウェブサイトを覗いていました。
監督は中江裕司。
これまで沖縄を舞台にした作品を撮ってきた方です。
「ナビィの恋」
は殊に有名かと思います。
オバァ平良とみ&オジィ登川誠仁という、
空前絶後のキャスティングでした。
そんな監督のコメントが琴線に触れてしまいました。
好きな人と食べていると美味しい。
それが人間じゃないのか。
まさにその通りだと思います。
どんなに心が込められた料理でも、
ひとりの食事は味気ないものです。
このあとベートーヴェンの14番のソナタを聴いたところ、
涙が止まらなくなりました。
嗚咽はありません。
ただただ涙があふれるのです。
生死の儚さを思うきょうこの頃、
第一楽章はレクイエムのように聞こえてきます。
献立
具だくさん味噌汁
きぬひかりのご飯 (市内産新米)
白菜浅漬け
辛子明太子
日々の献立はいくらでも思いつきます。
しかしながら物価上昇真っ只中の世にありますので、
食費はなるべく抑えたいものです。
また私の倦怠期?でもあるようなので、
今宵は簡単にしてみます。
件の映画の料理監修を務める土井善晴さんは
「一汁一菜でよい」
と提唱されていますしね。
材料は豚汁用水煮根菜と袋笹がき牛蒡です。
冷凍ストックのお揚げは、
千切ると手間が省け味も染みます。
指先に付いた油は手の甲に摺りこみます。
もめん豆腐は汁ごと一丁を滑り込ませます。
水分が抜けた頃合いに箸で割ると味が染みます。
そして煮崩れしません。
何より大事なことは、
塩分過多にならないよう味噌を抑えることです。
出汁の旨味で補完します。
お付き合いくださりありがとうございます。
дякую デャークユ。