前職から逃げるように休職して、

退職に至ったものですから、

私物を置き去りにしてありました。

 

そこで同期の最も信頼できる人にお願いして、

人の目に触れない部屋に集めてもらいました。

段ボール箱は2㍑PETボトル8本分程の容積。

それが7箱ほど。

その殆どは機内誌と新書、文庫本です。

 

二年もの間無くても平気に過ごせたので、

絶対に必要なものではありません。

しかしながら、

何度も読み返して人生の糧となった小説は、

どうしても捨てられないのです。

余生においても何度も読み返すに違いありません。

 

引き取りたい品々は一箱に収めました。

小説は遠田潤子、北方謙三、帚木蓬生、真保裕一。

それに料理、カクテル、気学の専門書。

私の読書は読了してすぐ読み直すのが常です。

著者の紡いだ一言一句も逃すまい。

拾えなかったニュアンスは無かろうか。

もしかしたら音楽家が、

スコアを読み込むのに似ているかもしれません。

 

今朝はぎっくり腰の予兆がありました。

日をあらためてもらって今日は辞そう…

そういう選択肢もあったものの、

何ヶ月も相談して導き出した今日という日を、

見過ごすことはできませでした。

 

着席出来ない電車と乗り換えは苦痛になるので、

バイクで向かいました。

片道約50km。

首都高の渋滞に慣れることはありません。

そういえば夏至を過ぎたばかりでしたね。

Tシャツにグローブという格好で出掛けたところ、

肩から手までしっかり日焼けしました。

 

 

一年で最も紫外線の強い時季です。

空梅雨傾向のようでもありますので、

UV対策は抜かりなく過ごしていきましょう。

(説得力ありませんねw)

 

 

蜜蜂と遠雷

を読了してしまいそうです。

残すは下巻の厚さにして1/6頁ほどです。

あとがきを踏まえると呆気なく終わってしまいそうです。

この部分、

映画ではだいぶ誇張されていたのだと知りました。

鹿賀丈史ありきのマエストロ小野寺だったのですね。

 

読了の寂寥から逃れようと、

相も変わらず直後に再読することでしょう。

 

お付き合いくださりありがとうございます。

дякую デャークユ。

 

 

 

 

今夜の音楽はショスタコーヴィチ。

交響曲第5番。

個人的には、

疾走感のあるムラヴィンスキーが理想かな。

でもマエストロオザワの得意曲でもあります。

 

 

ある年の師走、トリフォニーで聴いた、

新日フィルの公演が忘れられません。

この曲についてはムラヴィンスキーより、

オザワの解釈に賛同するところです。

そしてまた、

右側バルコニー席のチケットを手配してくれた

「MK」さん、

コレ読んでくれていたらDMください。