この冬は例年になく冷え込むような気がします。
いえ、沿岸とはいえ郊外に転居したので、
そう感じるのでしょうか。
旧宅では入浴の習慣がありませんでした。
それがこの冬はほぼ毎日、
湯を焚くようになりました。
特に妻が喜んでいるので経費は度外視します。
とは言え一度溜めたら三日は追い焚きするので、
1/4量くらいは入れ替えたいのです。
ペールに汲み取ってトイレに流すのは私だけです。
どういう風に説いても、
馬耳東風なのは分かり切っています。
言い争いになるのは目に見えるので、
あえてお願いはしません。
ただ、
日本という国は水だけは豊富にある、
稀有な島なんだよ。
有難いことだよね…と事ある毎に諭しています。
ときにトンガでは火山噴火の影響で、
水が供給出来ないと聞きます。
火山列島・日本も、
他山の石とする意識が求められると思います。
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折角年パスを所有しているので、
久しぶりに水族館へ行きました。
自転車で10分程度のところです。
海はほぼ凪でした。
ときどき腿・腰ほどのサイズです。
オフショアということもあって、
寒空の下サーファーで賑わっていました。
イルカショーの時刻を見計らって訪ねてみると、
三分の二以上に席が埋まって驚きました。
冬はしらすが禁漁となり、
名物グルメにはありつけないのになあ…
ここでは、
飼育員やトレーナーといった呼び方はしません。
「トリーター」
と呼ばれます。
Treater …恵む者、世話する者、
そのような意味合いでしょうか。
ヒトと海獣たちが共に支え合い、
信頼を築くという、
なかなか面白いコンセプトだと思います。
動物愛護の観点からすると、
彼等に芸をさせるのは虐待だと言われます。
欧州的白人文化からすれば、
そうなのかもしれません。
現在ではそういう目的で、
野生の個体を捕獲することは無いそうです。
国内の動物園・水族館で融通し合って、
繫殖させた個体が活躍しているそうです。
仮に海に返したら適応できるのでしょうか。
未知数だと思います。
家畜を繁殖させてそれを食べてしまう、
そんな連中から批判を受けたくはありません。
彼等は馬は食べないそうですが、
サラブレッドの育て方は、
海獣のそれと大差ないように思います。
この水族館のショーには、
ゲージはありません。
この棒を飛び越えます、とか、
この球に触れます、などといった、
スポ根的達成目標が無いのです。
各々の個性を活かして、
出来る範囲でやってくれたらいいよ。
そのようなスタンスだと思います。
人間社会のほうが、
余程無理強いされていると思います。
お付き合いくださりありがとうございます。