まだ若かった頃の話です。

肌寒く夕闇が迫る頃合いの大桟橋。

そこから大型客船が出航していくのを眺めていました。

低音の汽笛を響かせて、

ゆっくりとベイブリッジをくぐって行く様は、

とてもロマンティックで感動しました。

 

その様子を妻にも見せたくて、

出航の時刻を狙って大桟橋へ誘いました。

時節柄国内クルーズではありますが、

船出の感覚は味わえる筈です。

 

ところが到着してみると、

既に客船の姿は見えません。

港湾局の入出港リストをあらためて閲覧すると、

今月分はすべて30分繰り上げられていました↓

仕方なく夜景を眺めながら散策していると、

サーチライトが夜空を照らし、

普段は無いBGMが流れてきました。

何事かと構えていると、

みなとみらいが街ぐるみで、

イルミネーションを奏しているではありませんか!

いやー大掛かりですね。

年末の良い思い出となりました。

 

 

せっかくなので中華街で夕食を摂ります。

私どもそろって羊肉が好きなので、

中国東北料理店を訪ねます。

 

背骨肉の醤油煮

手づかみでかぶりつきます。

椎骨の間の肉が美味しいです。

 

よだれラム

しびれはありますがそれほど辛くはなくて、

豆鼓やナッツなど複雑に絡み合う濃厚な風味です。

 

羊肉串焼き

クミン、チリ、胡麻、三位一体で羊を持ち上げています。

このレシピは他店でも同様なので、

基本中の基本なのでしょうね。

 

セルリと湯葉の和え物

もう間違いなく美味しいやつです。

叩いた葫と胡麻油の香り、

清湯と薄い塩味。

これでワイン一本いけちゃいます。

 

羊出汁の海鮮麺

案外仲良く同居していました。

麺はじゃがいも麺かと思います。

もちもちとした食感が楽しいです。

 

日本じゃないですね。
 
お付き合いくださりありがとうございます。