このくらい大きいフォントにしないと画構成が見えませんよね。

蕨市民はもちろんもれなく書けるのでしょう。

映画「翔んで埼玉」作中終盤の有名人合戦にて

「館山YOSHIKI」に対して「わらび高見沢俊彦」と張り合っていました。

それは蕨市民の他の埼玉県民は「蕨」を書けないのでは?

と思わせるシーンでもありました。

埼玉県民の名誉のためにも千葉県民が書けない地名を挙げておきます。

匝瑳 夷隅

これは覚えれば書けるでしょうか、画数が少ないです。

それで突然思い出したのが、

新潟

潟という字を手書きする機会はほぼありません。

東京湾の干潟が埋め立てられた歴史とともに消えたのだとしたら、

江戸前の海の大きな損失だったのだと気付かされます。

埼玉に海はありませんが、

上流から砂を運んでくれる荒川の存在は大きいものです。

といいますか「潟」は何画なんでしょうか?

 

今宵は敢えて精進料理に基づいた蕨膳にしてみます。

献立

わらびちらし寿司 糸蒟蒻 人参 お揚げ 干し椎茸

わらび和え物三種 梅肉  落花生 豆腐

わらびと湯葉、椎茸の昆布出汁椀

手前味噌ながらとてもおいしいちらし寿司でした。

干し椎茸出汁が決め手です。

完全な無化調がこんなにもおいしくて嬉しくなりました。

豆腐と落花生を当たり鉢で摺っていたほんのひととき、

無の境地に至った気がします。

フードプロセッサーを使えば簡単ですが、

昔ながらの道具と禅について考えさせられた調理でした。

 

 

つまらない話にお付き合いいただきありがとうございます。