両親とも亡くした境遇というのは、

何だか収まりが悪いものですね。

 

きのうは母の日でしたので、

母の思い出を語ってみたいと思います。

 

私が家を出てからは良好な親子関係を築けました。

父が不在の平日の午後に見舞っては愚痴を聞いていました。

おそらく母が胸の内を明かしたのは私だけだと思います。

そういうことをしたということを免罪符にさせてください。

(まわりくどいですねw)

 

ある時、

マライカだかチチカカだかで購入したバッグを提げて行きました。

そのバッグを見て

「そういうの欲しいわ」

と言われてはそういうものをプレゼントしないわけにはいきません。

後日似たようなものを届けるととても嬉しそうでした。

知り合いの奥様から

「そのポーチ素敵ね」と言われたのが嬉しかったようです。

それが最後のプレゼントとなりました。

 

母は「母の日」のプレゼントを怖れていました。

というのも父が嫉妬するからだというのです。

父にもプレゼントしていたのにその被害妄想は何ですか?

以降母の日は自粛するようになりました。

なんだか本末転倒な話ですよね。

 

そんな母の日を拒んだ母の形見

「カチューシャ」に亀裂を見つけました。

それは保管して新たに購入しました。

庶民のワードローブ「しまむら」で。

 

ウチの家系は父方はもれなくハゲ、

母方はハゲません。

私の長弟も次弟もハゲたので、

ハゲなかった私は母の遺伝を継いでいるのだと思います。

ありがとう、母よ。

 

つまらない話にお付き合いくださりありがとうございます。