はじめての沖縄訪問はバイクツーリングでした。

ちょうど今くらいの季節でした。

 

3月25日 17:40

鹿児島新港の出航時刻は18:00。

「乗れるかなぁ…」

と焦りながらチケット売り場の列に並びました。

なんとか滑り込みで乗船すると、

すぐに銅鑼と汽笛が鳴り響き、

あっという間に離岸していきました。

甲板に出てふと視線を上げると、

桜島が手が届きそうなほどに立ちはだかり、

その大きさに圧倒されたとともに、

本当に鹿児島にいるんだと実感し、

そして明日は沖縄にいるのか…

と不思議な気持ちになったのでした。

 

私の席(居場所?)は雑魚寝の二等室を指定されました。

隣のふたりも一人旅のようなので話してみると、

三人とも同じ学年だと分かりました。

そのうちのひとりは福岡で就職したものの、

事情により退職して地元の宮古島へ帰ると聞きました。

いま思うと夢ついえての帰省だったのでしょうね。

 

そんな出会いもあり沖縄の話をいろいろ聞き出しました。

特に興味を持ったのはもちろん食べ物のこと(笑)。

ソーキそば、ちゃんぽん、ミミガー、ブルーシール…

それがきっかけで、今でも島に渡るとランチは毎日「沖縄そば」

というくらいに入れ込んでしまったのでした。

献立

ソーキと三枚肉の沖縄そば

ポーク卵おにぎり

ほうれん草の黒糖和え

既製のつゆの素の化学調味料が苦手なので、

ここでも手作りします。

豚のスペアリブと三枚肉の塊は下茹でしたのち、

二日ほどかけて弱火を入れたり冷ましたりを繰り返します。

徹底的にエキュメしてください。

スペアリブと三枚肉は別鍋にて甘辛く炊きます。

豚出汁には昆布を入れておきます。

昆布が伸びたらだしバッグも入れて火にかけます。

沸騰したら昆布は引き上げます。

間を置いてだしバッグも引き上げます。

主に塩で調味、醤油は少量に控えます。

(沖縄県は47都道府県の中で最も醤油の消費が少ないそうです)

既製の茹で麺は油をまとっているので湯がいて油を落としましょう。

炊いた豚肉、揚げかまぼことともに盛り付けます。

昆布は転用してみてください。

ポーク卵おにぎりは今でこそナイチャーにも知られていますが、

その歴史も踏まえていただけたらと思います。

ソテーしたランチョンミートと卵焼きを、

海苔とご飯でサンドしたような品です。

ランチョンミートが塩辛いので塩気は控えてくださいね。

 

復路の4月1日「教員離任式編」

も後日公開するので読んでくださりたく思います。

 

きょうも読んでくださってありがとうございました。