妻は終電まで残業とのことです。

モチベーションは揚がりませんが、

キッチンラボ開設します。

 

以前訪ねたイタリアンにて、

プリモに

「トリポリーニ」

というロングパスタを注文したことがありました。

それが案外気に入ったこともありますし、

まだまだパスタは未知の世界なので試したくなったのでした。

 

取り寄せようと検索してみるとそのときは欠品中…残念。

似たような形態の"マファルデ"を代わりとしました。

トリポリと聞くと私などは、

リビアの首都→過激派→カダフィ大佐、

などと連想してしまう世代です。

地中海を隔ててパスタ文化は共有されていたのかもしれません。

 

トリポリーニもマファルデもリボン状をしています。

ふたつの違いは、

ひだが片側だけか両側か、それだけです。

ラザーニャの端を1.5cm幅に切り出したような形をしています。

そんなロングパスタを、

今宵はストロガノフ風に仕立ててみます。

消費期限の近いマスカルポーネもどうにかせねばと。

 

玉葱をスライスします。

トマトは櫛形にカットします。

牛ばら肉を細切りにして塩胡椒、小麦粉をまぶします。

玉葱を軽く炒めて器に取ります。

牛肉も焦げない程度にしっかり焼きつけます。

マファルデを塩湯で茹でます。この品は9~10分。

茹であがったら牛肉のパンに移し、

トマトと玉葱、マスカルポーネ、茹で湯を加えて温めます。

仕上げに酸味を足します。

パセリをあしらってできあがり。

これはぼっちめしにしては贅沢だったかなぁ…

サワークリームは私には重いので、

これくらいが丁度よく感じます。

ただ酸味は好みで足してください。

あるものでいいと思います。

いろんなものにたれが添付されて、

すぐ食べられるようになったことには功罪もあります。

特に蕎麦のつゆの素は口に合わないので、

結局捨ててしまいます。

海ぶどうも潮の風味のまま食べたいので、

酸味のあるたれは行き場を失いました。

まさかこんなところで活躍するとは思いも寄りませんでした。

 

あるもので作る、

それが家庭料理の醍醐味ですよね。

 

きょうも読んでくださってありがとうございました。