2週間の自粛に効果があるのか疑問に思っています。

 

ショッピングモールは営業時間を短縮しただけ。

コンサートやイベントなどの中止はただの事なかれ主義。

テレワークのできない現場労働者はいつもどおり通勤。

電車バスの手摺や吊り手を握らずに手洗いをきちんとしていれば、

ある程度は感染を防げるのでは?

というのは識者の受け売りですが。

休校になっても、

保護者に従わない思春期の生徒は友達と外出しています。

おとなしく家にいたとしても、仕方なく出勤する家族が、

ウィルスを持ち帰っては意味がありません。

自覚の無いキャリアとの濃厚接触もあり得るのですから。

 

みなさんも万全の注意を払ってくださいますように。

 

 

何となく"どぶ汁"が食べたくて大型鮮魚店へ行きました。

でも"あんきも"はあるのに鮟鱇がありません。

仕方なく皿売りの生スケソウダラで妥協しました。

800gで¥500なら安い買い物です。

頭は食べるところがあっても食べにくいので、

出汁を取るだけにします。

ひさしぶりの小出刃登場。

 

1ℓ強の湯を沸かし、酒少々と塩をひとつまみ。

そこにふたつに割った鱈の頭を投入。

はじめ強火、数分沸騰させたら中火。

蓋はしません、生臭くなりますので。

ここからは徹底的にアクをすくいます。

アクだけにアクなき戦いとなるので、

少なくなったら火を止めて汁を濾します。

あらかじめ5mm厚の半月に切った大根を汁に投入。

2cmに切った葱も投入、余熱を入れます。

 

鱈の身は水洗いして血を除きます。

そして水気を徹底的にふき取ります。

この手間は省きませんよう。

 

土鍋に少量の水で味噌を溶き、

ひと煮立ちさせた大根入りタラ出汁を注ぎます。

(だし入り味噌は避けてください。安くていいので無添加をぜひ。)

これでどんがら汁の準備はできました。

今回の具材は、スケソウダラ、白子、生鱈子、

さらに豆腐、葱、うるいです。

味の染みた大根も味わってください。

 

ぶつ切りのスケソウダラを食べるコツ。

鰭とその付け根は惜しげもなく外してください。

背骨と肋骨は外しやすいので、

背身と腹身の間の小骨に注意すれば、

おいしいひとときが待っています。

 

東京で本場のレシピを再現するのは難しいものです。

なんちゃってを大目に見てやってください。

 

きょうも読んでくださってありがとうございました。