現実逃避しているのに、
それを続けてもいいのに、
それが持続不可能というのが厳しい現実です。
気が乗らないままの出発でした。
途中牧丘の道の駅に寄りました。
このあたりのこの時季の名産、柿を買うためです。
そしてこの道の駅、ちょっとした思い出があるのです。
今は訳あって絶縁状態の古い友人がいます。
近畿に住む彼とは年一回ツーリングするのが恒例になっていました。
どこかで待ち合わせしてどこかで別れる。
そんな彼と待ち合わせたことのある道の駅です。
そのときは、
彼が小学生時に遠足したという思い出の地、長瀞岩畳を観光、
白久で一泊して十石峠・麦草峠越え、
諏訪に宿を取り、豚しゃぶ食べ放題・ワイン飲み放題を堪能しました。
そこで解散。
さっぱりしたそんな関係が10余年は続きました。
あるとき彼からツーリングの誘いがありました。
その直前に弟を亡くしていたのでそれどころではないと返信しました。
ところがさらにその返信に悔やみの一言も無かったのにはがっかりしました。
それ以来、やりとりはしていません。
率直に仲直りしたいです。
笛吹川沿いの山並みは針葉樹の植林が無く、
紅葉がとても綺麗でした。
でも停車箇所が無くスルーしてしまったのは後悔しています。
もう後悔はしたくないのにね。
雁坂を越えるとやはり植林が多い山でした。
遠く武甲山を望めます。
白川橋を望む風景。
興味のある方は"ジオグラビティパーク"
で検索してください。
最もリーズナブルなプランはフライ&ウォーク。
川をジップラインで渡り、
足元に隙間のあるはしごのようなものを戻るワンターンのプログラムです。
怖いというより爽やかでした。
あかねえ!
浦山ダムからの眺望。
「空青」の作中で現れる盆地の風景はここがモデルだと思います。
しんのとあおいがかすめた巴川橋も見えます。
あおいがベースを弾いたのはこのあたりでしょうか。
ドウダンツツジも綺麗に色づいていました。
途中市役所の前を通りました。
あの渡り廊下は存在しました。
「あの花」ではこの土地が舞台だと分からぬようにとリクエストしたそうですが、
「空青」では吹っ切れてた岡田麿里さん、
実在する土地名を登場させたりとひと皮ふた皮剥けたのでしょうね。
彼女の半生を想像すると、
俺にもまだ何か花開くかもしれない、
と過剰な期待を抱いてしまいます。