フライパンは消耗品です。
死んだ母に中華鍋を贈ったことがありました。
大事に手入れしてくれてはいましたが、
「わたしに家事を強いる器具を押し付けるのはプレゼントではない」
と言われてからはおしゃれにしてもらう品を贈るよう心がけてきました。
鉄鍋は一生ものといいますが、
その手入れは料理人の矜持を持っていないとおろそかになります。
だから安いものを買い換えたほうがいい、
そう気づいたのはほんの一昔前でした。
今使っているものはマーブルコートの某社PB品です。
少なくとも2年以上前に購入していたのが判明しました。
26cm径のフライパンをはみ出す魚はヒメジです。
アクアパッツァに調理してそのまま食卓に上げました。
本当は器に移したかったのですが、
魚が大き過ぎて、崩れそうで、
そのまま出しました。
このフライパンも焦げ付くようになりました。
そろそろ買い換えの時期のようです。
最期まで何回買い換えられるか、
そんなことを想ってしまいました。