・・・続き

 

二日目

 

久米島の名所といえば

「はての浜」

これは筆頭間違いないでしょう。

国土として面積に計上されているのかは知りませんが、

海面下に没しない砂州とはとても稀有なものです。

 

 

                           フィッシャリーナ出港

"はての浜"とひとくくりにされますが、

上陸できるのは、なかの浜、はての浜、のふたつのようです。

妥協なく正真正銘「はての浜」へ上陸したい方は、

イーフスポーツクラブ様へお問い合わせください。

 

 

                   異界につながっていそうなブルー

 

白砂がまぶしいです

 

このとおり砂の島です。

はての浜の両端をつなぐとしたら、

歩いて1時間はかかるそうです。

見えますか、青い魚。

防水ケースにスマートフォンではこれが限界です。

波打ち際から15mほど離れたところに珊瑚の名残の根がありますし、

小さな魚がそこに群れています。

この自然を壊そうとしているのは俺です、あなたです。

全人類です。

この砂州は北側に伸びたリーフにより、

止められた海流が作ったものだと思います。

海面上昇すればリーフのはたらきは無くなり、

この砂州も消えゆくのかもしれません。

 

この美しい景観を残すために、

市民にできる策はいくつかあります。

 

・海外製の安いだけのものを買わないこと。

・リユースできる品を選ぶこと。

・自然エナジー(特に電力)を促進するようはたらきかけること。

 

発電のための燃焼をやめるのは欧州では先行しています。

太陽光、風力、波力などの発電を促してください。

対価は高価になりますが、

人類が自然と共存するには避けられない道です。

 

はての浜にはガラスの破片や漂流物が散乱していました。

ヒトの作った、自然では生成されないものは放たないでください。

併せて温暖化の及ぼす、

海水温上昇によるサンゴの死滅が、

この海の美しさと生態系を壊していると知ってください。

 

このはての浜、

人の移動する範囲はスタッフがガラスなどの異物を除去しているそうです。

その他の範囲は保障できないので、

サンダルなどを履いてくださいとのことでした。

 

海は他国とつながっています。

他国の異物が日本に流れ着くこともあるし、

その逆もあります。

昨今注目されているマイクロプラスティックのことも併せて、

海洋汚染を食い止める、

温暖化を食い止める、

そんなきっかけになれたらと思います。