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高精度測定器を用いて食品・土壌の放射能を測定するブログ

政府の発表を信じますか?スペクトル分析装置を使って放射能を測定。実際にいろいろなものを測ってみたいと思います。

さて、機会の設置は終わったので実際に測定に向けた作業です。

MCA-2000の作業手順は

1)バックグランドの設定
2)セシウム線源を使用した校正
3)測定

になります。

今回は2)を行いました。


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右の緑のバーの部分、ここにセシウムのピークがきています。

Cs137は0.6MeVのγ線を出しますので、このピークが0.6MeVを含む
エネルギーチャンネルと分かります。

左の方にある青い部分は、溶媒の水に当たって減衰したセシウム由来のものです。

さらに左の赤い部分はセシウムからのX線だそうです。

これらのカウントの総数と、このセシウム線源はゲルマニウム測定器で厳密な
測定が行われているので、その値を基に校正を行います。

これで測定する準備は整いました。



到着したMCAー2000、素のままでも使用可能ですが追加の鉛遮蔽を作りました。


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ホイールバランスに使う鉛板を18Kg分(10000円相当)を使用し、厚さ15mmのシールドを作成。

これによりバックグラウンド値が80CPS(1秒間に80個の放射線を拾う)から、35CPSに減少。

測定に必要な時間の短縮ができます。


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から


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これになりました。

実際に測定するには校正が必要です。




ようやく着ました、MCA-2000!!


英語でのやりとりですので何かと不便もありますがそこは何とかがんばってます。



高精度測定器を用いて食品・土壌の放射能を測定するブログ-MCA-2000

アルミのボディーの中にNaIクリスタル、PMA.MCAの基盤が納められていてUSBでPCとつなぎます。


これがまたWindows非対応で、Linuxのみ。


UbuntuというLinuxをダウンロードしてWindowsとデュアルブートインストール、そのごUbuntuにMCA-2000用のプログラムをインストールするのですがLinux初心者の自分には英語での説明は結構きつかった。


結局2日がかりで動く状態にできました。


この機械の特徴は以下の通りです。


1)検体が50mlですむ(通常は500mlとか1000mlとかが多い)

2)安い。Labx.comでは$4000ですが実際自分が入手したタイプはこれよりかなりリファインされている代わりに¥**万円になってしまいました。それでもLB-200よりはかなり安いです。

3)PCに接続して使用できるため、結果を印刷やネット投稿もできる。

4)MCA(Multi channel analyzer)であるので、核種の推定ができ、K40のスペクトルをはじくことも可能。


まずはこれでバックグラウンドの測定から開始。

からの状態で自然放射線を測定するとだいたい80CPS(1秒間に80個のガンマ線をひろう)。

LLD(Lower limit of detection)、測定下限は60分測定で約21Bq/Kgとなります。

できれば30分くらいでそれくらいの性能を出したい。


そのためには追加の遮蔽が必要。



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進捗状況はまた後日、、、、