大盛況の内についに終わってしまったダンダダン アニメ第二期。
毎週の楽しみが1つ減ってしまい、これからは原作漫画の追っかけだけになってしまうのは悲しすぎる。
まぁ悲しんでばかりはいられないので、
振り返りと第三期の予想をしてみましょう。
第二期は第一期の最終話=12話「呪いの家へレッツゴー」の直接の続きからスタート。
12話の最後は、桃は謎の顔色の悪いおっさん達に露天風呂で襲われ、
オカルンとジジはジジの借家でお札まみれの隠し部屋を見つける。
そこから第二期の初回第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」に話は続き、
桃はターボババアの幸運で危機を逃れ、
満次郎のツチノコ神社を経由してジジの借家へ行くと、
鬼頭家とのバトルに突入!
めちゃめちゃ強いババア、鬼頭ナキの
"ぢぇにふぁ ろぺす 穴根打"
を食らい吹っ飛ぶ桃!
そこからモンゴリアンデスワーム戦に突入という怒涛の展開へ。
続く第14話「邪視」では、邪視という最強の敵が登場。
この邪視、鬼頭家により200年前に生贄にされた少年の霊と、
その後に続く数々の生贄の少年たちの怨念の集合体だったという悲しい過去があり、
同情したジジが取り憑かれてしまうという展開。
この悲しい過去話は第一期最高の神回の
第7話「優しい世界へ」に勝るとも劣らない泣ける話。
アニメオリジナルとして、邪視の過去の追加描写や、
髪の毛を使った憑依の表現などが追加され、
よりわかりやすく感情移入しやすくなってました。
邪視に憑依されたジジはまさに最強の敵という佇まい。
(下半身はブリーフ一丁ですけどね)
この邪視は怨霊玉や呪いの家という技を持ち、
モンゴリアンデスワームも一蹴するほどの強者。
そして人間皆殺しが目的という非常にまずい相手。
ここから続く第15話「ゆるさねえぜ」にかけて、
邪視vsオカルン戦が大迫力で描かれます。
さて、このペースで書いてくと非常に長くなってしまうのでここからサクっと続き書くと、
オカルンvs邪視の決着は、第21話「家を建て直したい」でいったん収束。
最強ではあるものの中身が子どもの邪視を、
オカルンがいい感じに言いくるめて説得。
・毎週火曜日の学校終わりに1回だけ戦う。
・戦う相手はオカルンだけ
この条件で邪視はいちおう納得してしまう。
この間にある話としては、第18話「家族になりました」が必見!
ここに登場するお祓い専門集団、囃子の演奏する"Hunting Soul"というメタル曲の出来が
あまりにも良かったため、
某ミュージシャンがクレームを入れ、それに繋がりのある某弁護士がちゃちゃを入れる
という余計な事態が発生。
まぁこれは置いといて、この"Hunting Soul"の演奏シーンはほぼ4分間描写され、
それはそれは素晴らしい出来でした。
もともと海外HR/HM好きのわたしが見事にハマるほどの傑作と言っていいほどの曲で、
原作でこのシーンをどう表現するのか楽しみでしたが、
海外も含む多くの人々から最高のシーンと大絶賛されました。
次の第19話「なんかモヤモヤするじゃんよ」では桃のメイド姿が拝める回。
ここのアニオリも、桃の心象風景を実にうまく表現してて、
前話までの激しい展開から、桃とオカルンの甘酸っぱい恋愛模様の対比が
めちゃくちゃ面白かった。
この19話では、中盤から桃が危うく邪視に殺されかけるシーンを挟んで、
オカルンがジブンが強くなるための特訓モードに入ります。
それが音楽室の肖像の怪異たちとの戦闘。
一緒についてきたアイラと共に訓練が行われますが、
それが第20話「がんばれオカルン」で描かれます。
ここではベートーヴェンの交響曲第6番「田園」に始まり、
最後は交響曲第9番「合唱付き」でしめられますが、
第18話はヘヴィーメタル、第20話はクラシックが大胆に取り入れられ、
クラシック好きでもあるわたしとしてはこちらもめちゃめちゃ面白かった。
決着シーンは漫画では見開きで描かれてましたが、
アニメでも同じ見開きが使用されました。
ただそこに至るまでのアニオリ映像がまた見事で、
止め絵に思えないほどのハマり具合。
この第二期は止め絵をかなり多用してましたが、
そこに至る演出が素晴らしいのでアニメなのに画が止まってる違和感を
全く感じないどころか、良いアクセントになってました。。
それにしても第二期は音楽が素晴らしい。
OPのアイナ・ジ・エンドさんの「革命道中」から、
劇中歌のチキチータの歌、"Hunting Soul" 、ドーバーデーモンの歌など、
ノリノリの曲、HM、クセになる曲など盛りだくさんだった。
オリジナルサウンドトラック2の発売が待ち遠しい。
上記の曲が入ってれば買いたい!
ただ、残念ながら発売延期になったようですね。
某アーティスト絡みではないかなんて噂もあるようですが、
困ったもんです
某アーティストの曲とか聴きたくないんですが。。。
さて、気を取り直して。
第21話「家を建て直したい」では、全知全能の存在ルドリスが登場。
いきなり桃と星子さんの美女二人に蹴り飛ばされる名シーンが
アニメで見られました。
漫画に比べものすごくしつこく怒り狂いっぱなしのルドリスが面白かった。
そして再登場したチキチータがアイラと仲良しなのが微笑ましかった。
という流れで邪視編が落ち着いてくると始まるのが謎の宇宙怪獣戦。
そして重要な追加メインキャラ、坂田金太の登場!
第22話「モテる秘訣はなんだ」から第24話「激突!宇宙怪獣対巨大ロボ!」は、
坂田金太と宇宙怪獣が主役回になってます。
ここのアニオリも徹底的にハイレベルで、
これでもかこれでもかとSFオタクネタが注ぎ込まれ、
わたしレベルではついていけないくらい凝りに凝ってました。
ブログでも取り上げましたが、この坂田金太のCVの藤原大智さんが、
リアルで坂田金太にそっくりで驚いた。
ダンダダンでは第一期でモブを演じてからのメインキャラ抜擢というのも
夢があっていいですね。
そしていよいよ第二期最終話のラストシーン。
怪獣スーツから出てきたのは謎の美少女。
その美少女が目覚めた直後にとった行動がオカルンへのキス!
それを見た桃の心臓は綾瀬家ごと大爆発!
ここで第二期終了!!!
いやぁ想定の中の一つではありましたが、やりますなぁ、サイエンスSARU。
このここでってところで切るやり方は、クリフハンガーというそうですね。
第二期の中で知りました。
(スタローンの映画じゃないのか)
第一期もそういうケースはあるにはありましたが、
第二期は連発してましたね。
海外ニキネキが「ここで切るなー!」といつも言ってて面白かった。
このシーンで第三期までお預けは長いなぁ。
ちなみにこの謎の美少女、原作ではすでにバモラって名前が出てますが、
アニメと原作では雰囲気が違います。
アニメではこれ↓
原作はこれ↓
髪の色が原作金色、アニメは薄い緑。
アニメで髪色が緑系になってるのは宇宙怪獣のテーマカラーに合わせたのかな。
当然眉毛も緑。
目の色もアニメの方が原作よりグリーンが強い感じ(まぁそんなには違わない)
髪型もアニメの方は遊びのある感じになってますね。
そんな事もあってか、原作より大人っぽい感じかな。
これは好き嫌いが分かれるかもしれません。
今のところわたしは原作の方が好きかな、見慣れてるんで。
ただ、第三期が始まればまた、印象は変わるかも。
というわけで駆け足で第二期をおさらいしましたが、
ほぼ全話神回と言っていいほどの素晴らしいアニメになってました。
まだ、第三期の放映日のお知らせはないようですが、
できるだけ早く、来年初くらいでお願いしたい!
ではここから第三期がどこまでやるのかを検証して見ます。
ダンダダンは一期12話なので、第三期も12話だろうという前提で考えます。
第一期のアニメ化範囲は原作33話+おまけの計789ページ、
第二期のアニメ化範囲は原作38話+おまけの計736ページでした。
原作第1話~第4話は1話あたりのページ数が多いので、
第一期と第二期の原作話数とページ数の逆転はそのため。
一期あたりのページ数が第二期までと同じだとすると、
第三期は736~789ページ前後かな。
そうすると原作話数としては72話~108話、109話、110話あたりが対象。
108話と109話はクリフハンガー的には引きが弱いので、
110話あたりかなとも思いますが、
111話のラストが実にかっこよく終わるので、
111話が一番良さそう。
ただそれだとページ数が794ページになる。
72話からしばらくは戦いのない日常回になるのでこのあたりをすーっと流せば、
なんとか収まるんじゃないかな。
なにせ111話って原作では見開きでかっこよく終わる回なので、
アニメでもしっくりくるはず。
山代監督が「第二期は原作ボリュームが少なくかさ増しが大変だった」的な事を
言ってたので、
第三期は原作をしっかりやるんじゃないかな。
ちなみに第三期に収まる話では
第7話「優しい世界へ」を上回りそうな感動回が含まれるので、
想像するだけで目頭が熱くなります。
第7話「優しい世界へ」 は原作では1話に満たないボリュームでしたが、
第三期に含まれる方は原作6話分の大ボリュームなんですよね。
あぁ、楽しみだ。
というわけで勝手な期待と想像で、
第三期は原作72話~111話と想定します。
そして第四期ですが、ここでちょっと怖い想像。
112話から120話で続きの話が終わりますが、
ページ数が184話。
劇場版をやるにはちょうど良さそうな長さ。
第三期の後に、「続きは劇場で!」ってならないかなぁ。。。
もしそうなると暴動が起きそう。
あと、第三期とは直接関係のない要望ですが、
番外編やおまけ漫画のアニメ化もあったらいいな。
コミックスには一巻に一編、短いおまけ漫画や1話分のボリュームの番外編が載ってます。
本編と直接関係のあるおまけ漫画はすでにアニメ化されているものもありますが、
それとは違う、星子さんとターボババアの日常なんかはアニメ化されてません。
その中にはダンダダンのほのぼのとした側面が描かれていたりしますので、
特別編か何かでアニメ化されないかな。
また、最近発売された「ダンダダン ダイズカン」には、
主要各キャラの日常が描かれた漫画もありますので、
これも動いてる姿が見たい。
まぁ、円盤特典とかでも良いので、
余裕があったらお願いします!
というわけで第二期振り返り&第三期の予想は終わりにします。
ご存知のようにダンダダンは漫画原作のアニメ化。
昨今、漫画原作をドラマ化するにあたり、
原作のテイストを原作者を無視して改ざんし、
その結果として原作者が自殺すると言う痛ましい事件がありましたが、
このダンダダンにおいては、アニオリ演出はあるものの、
アニオリ新キャラを登場させるなどの原作改ざん表現は一切なく、
原作テイストを完全再現すると共に、
さらにアニメならではの動きと音で原作をさらにレベルアップさせて、
漫画ファンも唸らせる作品になりましたね。
わたしの好きな漫画原作アニメは全て原作を忠実に再現したものばかり。
漫画ってそれだけで完成された世界観があると思うので、
これを崩すのは失敗への第一歩かと思います。
小説原作の場合は少し違うかな。
小説をアニメ化する場合、文字を絵に起こし、
動きと音を加え、その上で多すぎる文字ボリュームを削らなければならないと言う、
かなり高いハードルがありますよね。
この削る作業が物議を醸します。
人によって好きなシーンは様々なので、
ある人は、ここ削られてるけどまぁ良いかと思っても、
別の人はなぜあのシーンを削ったんだ!となる。
小説のアニメ化のハードルは高い。
とかなんとかしてる間に、結構長くなってしまったのでこのあたりで終わりにします。
第三期開始までは原作の感想の他に何をするかな~
アニメ第一期の振り返りを1話ずつしようかな。