アメリカ映画
原題:Battleship
公開:2012年5月
監督:ピーター・バーグ
原案:海戦ゲーム「バトルシップ」
出演:
アレックス・ホッパー大尉(テイラー・キッチュ)
ナガタ・ユウジ一等海佐(浅野忠信)
サム(ブルックリン・デッカー)
シェーン提督(リーアム・ニーソン)
ストーン・ホッパー中佐(アレクサンダー・スカルスガルド)
時間:131分
今回は画像なしです(めんどくさくなった…)
本国アメリカではイマイチだったようですが、浅野忠信が準主役で出てるんで、日本では話題になりました。
ざっと観た感じ、かなり荒っぽい大味なB級SFですね。
地球型惑星=プラネットG(どこにあるのかピンと来ないですが)に向けてメッセージを送ったところ、
それに対応して5つの宇宙船が7年後くらいに飛来。
(ただし、プラネットGから来たのかどうかは不明。明確にそんな描写はないです。まぁ、言わんでもわかるだろって事でしょうが、実は意外なところからやって来たと言う展開もありがちですけど…)
1つは人工衛星に衝突し、大破し墜落。
残り4つは、たまたま環太平洋合同演習(リムパック)が開催されたばかりのハワイ沖に着水。
主人公の乗る米駆逐艦とその兄が艦長の駆逐艦と海自の護衛艦の3艦が偵察に行ったところ、宇宙船が放ったエネルギー・フィールドにオワフ島ごと閉じ込められてしまう。
その直後、宇宙船からの攻撃に遭い、兄の駆逐艦と海自の護衛艦が撃沈され、兄は戦死。
一方、通信艦だった宇宙船が墜落してしまったため、宇宙人たちはオワフ島の送信施設を占拠。
通信が可能になるまであと5時間しかない。
さぁ、残った1艦の駆逐艦で宇宙人とどう戦うか…
って感じです。
まず、主人公のアレックスですが、典型的なダメ男でバカ弟。
常に不真面目でやる気が感じられず周りの人に迷惑ばかりかけている。
まじめな兄はそんな弟を必死にサポートし、自分と同じ海軍に入れる。
軍に入っても相変わらずで、リムパック初日に浅野とケンカして演習後に懲戒免職させられる事になるほど。
そんなヤツがこの事件で最後に何とか活躍して、免職を逃れ、勲章を受け、提督の娘サムとの結婚も決まると言うハッピーエンド。
最後だけうまくやれば良いと言うのがアメリカン・ドリーム?
兄貴や周りで迷惑したり戦死したりした人々の立場は?
「お前は能力はあるのに。」と誰からも言われてますが、そんな姿はほとんど見えてこないのでセリフとキャラとが全然あってない。
これでは主人公に共感持てません。
浅野はまぁまぁですかね。
いつも通りと言う感じ。
日本語喋ってる時だけ音量が小さくなるので聴きづらいのはなぜ?
宇宙人たちは人間より1回り大きい人型で、日光に弱いと言う設定。
結構、人と同じメンタリティのようでムキになって殴り合いしたりする。
なぜ侵略してきたのか不明。
5隻は先発隊だったのか偵察隊だったのかわかりません。
巨大なエネルギー・フィールド(バリヤー)を作り出す、人類のテクノロジーを遥かに超えてるはずの割には、攻撃はいたってメカニックなもの。
戦艦からは遅延信管付き手榴弾のような砲弾を無数に撃って来たり、トゲトゲだらけの球体が走り回って破壊するとかで、ビーム兵器など一切なし。
攻撃する/しないの判断がイマイチ不明確(たぶん自分に攻撃意図があるか無いかを判断してるんだろうけど)で、なぜ主人公の乗る駆逐艦だけ撃沈されなかったのか不明。
最後はパールハーバーで記念艦となっていた戦艦ミズーリを動かして宇宙人どもを撃退して大団円。
まぁ、とにかく色々と説明不足で勢いだけの映画でした。
とは言え、今はなき大鑑巨砲時代を思わせる艦隊戦映像は迫力があって、そこは面白かった。
「トランスフォーマー」やらなんやらっぽいのは仕方ないかも。
90分くらいで納めて欲しかったな。
原題:Battleship
公開:2012年5月
監督:ピーター・バーグ
原案:海戦ゲーム「バトルシップ」
出演:
アレックス・ホッパー大尉(テイラー・キッチュ)
ナガタ・ユウジ一等海佐(浅野忠信)
サム(ブルックリン・デッカー)
シェーン提督(リーアム・ニーソン)
ストーン・ホッパー中佐(アレクサンダー・スカルスガルド)
時間:131分
今回は画像なしです(めんどくさくなった…)
本国アメリカではイマイチだったようですが、浅野忠信が準主役で出てるんで、日本では話題になりました。
ざっと観た感じ、かなり荒っぽい大味なB級SFですね。
地球型惑星=プラネットG(どこにあるのかピンと来ないですが)に向けてメッセージを送ったところ、
それに対応して5つの宇宙船が7年後くらいに飛来。
(ただし、プラネットGから来たのかどうかは不明。明確にそんな描写はないです。まぁ、言わんでもわかるだろって事でしょうが、実は意外なところからやって来たと言う展開もありがちですけど…)
1つは人工衛星に衝突し、大破し墜落。
残り4つは、たまたま環太平洋合同演習(リムパック)が開催されたばかりのハワイ沖に着水。
主人公の乗る米駆逐艦とその兄が艦長の駆逐艦と海自の護衛艦の3艦が偵察に行ったところ、宇宙船が放ったエネルギー・フィールドにオワフ島ごと閉じ込められてしまう。
その直後、宇宙船からの攻撃に遭い、兄の駆逐艦と海自の護衛艦が撃沈され、兄は戦死。
一方、通信艦だった宇宙船が墜落してしまったため、宇宙人たちはオワフ島の送信施設を占拠。
通信が可能になるまであと5時間しかない。
さぁ、残った1艦の駆逐艦で宇宙人とどう戦うか…
って感じです。
まず、主人公のアレックスですが、典型的なダメ男でバカ弟。
常に不真面目でやる気が感じられず周りの人に迷惑ばかりかけている。
まじめな兄はそんな弟を必死にサポートし、自分と同じ海軍に入れる。
軍に入っても相変わらずで、リムパック初日に浅野とケンカして演習後に懲戒免職させられる事になるほど。
そんなヤツがこの事件で最後に何とか活躍して、免職を逃れ、勲章を受け、提督の娘サムとの結婚も決まると言うハッピーエンド。
最後だけうまくやれば良いと言うのがアメリカン・ドリーム?
兄貴や周りで迷惑したり戦死したりした人々の立場は?
「お前は能力はあるのに。」と誰からも言われてますが、そんな姿はほとんど見えてこないのでセリフとキャラとが全然あってない。
これでは主人公に共感持てません。
浅野はまぁまぁですかね。
いつも通りと言う感じ。
日本語喋ってる時だけ音量が小さくなるので聴きづらいのはなぜ?
宇宙人たちは人間より1回り大きい人型で、日光に弱いと言う設定。
結構、人と同じメンタリティのようでムキになって殴り合いしたりする。
なぜ侵略してきたのか不明。
5隻は先発隊だったのか偵察隊だったのかわかりません。
巨大なエネルギー・フィールド(バリヤー)を作り出す、人類のテクノロジーを遥かに超えてるはずの割には、攻撃はいたってメカニックなもの。
戦艦からは遅延信管付き手榴弾のような砲弾を無数に撃って来たり、トゲトゲだらけの球体が走り回って破壊するとかで、ビーム兵器など一切なし。
攻撃する/しないの判断がイマイチ不明確(たぶん自分に攻撃意図があるか無いかを判断してるんだろうけど)で、なぜ主人公の乗る駆逐艦だけ撃沈されなかったのか不明。
最後はパールハーバーで記念艦となっていた戦艦ミズーリを動かして宇宙人どもを撃退して大団円。
まぁ、とにかく色々と説明不足で勢いだけの映画でした。
とは言え、今はなき大鑑巨砲時代を思わせる艦隊戦映像は迫力があって、そこは面白かった。
「トランスフォーマー」やらなんやらっぽいのは仕方ないかも。
90分くらいで納めて欲しかったな。