
2012年発表。
新書1冊、224ページ
読んだ期間:2日
[あらすじ]
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ミクロネシア連邦のパルーマ島では中国企業大手のENGグループのからの出資で巨大なサーバー・センターが建設されていた。
それに伴い、中国人観光客も大勢訪れるようになり観光業は中国資本だよりとなりつつあった。
韓国陸軍の姜彩夏大尉は政府から支給された航空チケットでパルーマ島を訪れていたが、そこで意外な人物と再会する。
その人とは陸上自衛隊の特殊部隊、サイレント・コアの司馬光三佐だった。
司馬はパルーマ島での中国の動きに不審な点があると言う情報についての調査についていた。
行動を共にする事になった二人は、CIAにスカウトされた地元ガイド、夏妃が殺されそうになっている所を救出。
夏妃はあるブロガーの死を探るようCIAに依頼されていたが、実はそのブロガーが見つけたのはENGのサーバー・センターには裏がある事を探っていたところ、何者かに殺されたのだった。
司馬ら3人はサーバー・センターの謎を探るため動き出す…
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サイレント・コアの最新シリーズが登場。
”米中激突”と言う事なので、今まで全然活躍してこなかったアメリカがついに動くのか?
と思ったら、この第1巻では沿岸警備隊のヘリが1機出てきたのみ。
アメリカが本格的に参戦するのはもっと後らしい。
で、本書で活躍するのは司馬光三佐ら女性陣。
それまでのシリーズでは司馬さんがイマイチ活躍しきっていなかったですが、ついに爆発。
アメリカ海兵隊上がりのSWAT隊長サトウらを手玉に取り、サーバー・センターを守る中国人民解放軍の宋少佐らを蹴散らす、正に水を得た魚、生き生きとした活躍ぶりです。
まだ、1巻目と言う事で、戦闘は単発のゲリラ戦程度なので、本格的展開は次巻以降。
まずはプロローグと言った感じです。
新兵器もなし。
[あらすじ続き]
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結局、サーバー・センターとは名ばかりでそこは中国の前線基地となるべく建設されたレーダーサイトだった。
司馬は呼び寄せた第2小隊隊員たちや、現地パルーマ島警察SWAT隊長ジョーダン・サトウらと共に作戦行動に移る。
一方、ENGグループ・オーナーの于勝利はサイトの死守のため400人の私設軍団をパルマー島に送り込み、賄賂で抱き込んでいた警察署長を祭り上げクーデターを装わせた。
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