$アルバレスのブログ

本日8/12(日)に行ってきました。

指揮)佐渡裕
演奏)シエナ・ウインド・オーケストラ
曲目)
①オリヴァドゥティ:バラの謝肉祭
②グレインジャー:リンカーンシャーの花束
音楽のおもちゃ箱~佐渡裕のトークと音楽~
③エマーソン・レイク・アンド・パーマー:タルカス(後半部分)
④ペレス・プラード:マンボ№5
⑤福田洋介:さくらのうた(2012年全日本吹奏楽コンクール課題曲)
⑥R.シュトラウス/新編曲委嘱:「薔薇の騎士」組曲
アンコール)
⑦バリー・グレイ:サンダーバードのテーマ
⑧スーザ:星条旗よ永遠なれ



本日は、吹奏楽コンサート。
指揮は世界の佐渡裕、演奏は日本屈指のシエナ・ウインド・オーケストラ。
佐渡さんの指揮、演奏のシエナ・ウインド・オーケストラ、共にこれが2回目のコンサートになります。

席は3階席の一番前。
ちょうど指揮者が隠れるあたりに安全バーがあって邪魔なのはいつもの通り。
早く透明なアクリルバーか何かに替えて欲しいですなぁ。
ちらほら空席はあるものの、ほぼ満席状態です。

曲の方はあまり知らない作曲家と曲が並んでます。
クラシック以上に知識不足なもんで(^^;

①オリヴァドゥティのバラの謝肉祭は雄大な序曲と言った印象。

②グレインジャーのリンカーンシャーの花束は全6曲の組曲風の作品。
プログラムにも書いてあるように3曲目の出だしは同じ旋律を1小説ずらして演奏する、不思議な座り心地のちょっと悪いムズムズするような曲で面白かった。

やっぱり吹奏楽は迫力がありますね~

ここから佐渡さんがマイクを握ってトーク開始。
覚えてる範囲で書いて行きます。

「最初にサンダーバードのテーマを演奏したかったんですけど、2時間の枠に収めるには無理です。」
「主催者の方はオーバーしても良いと言ってくれたんですが、我々もプロなんで収めるところは収めます。」
(もしかしてアンコールへの振りかなと思った)

「と言うわけで、エマーソン・レイク・アンド・パーマーのタルカスの後半部分を演奏します。」
「時間的に半分だけ」

と言って、エマーソン・レイク・アンド・パーマーのタルカスが始まります。
わたしは洋楽好きですと良く書いてますが、洋楽志向を強めた時期とEL&Pが活躍していた時期がかなり離れているのと、プログレ系が苦手な方なので、全く聴いた事がありません。
吉松隆氏がこの曲のクラシック・アレンジCDを出してるのも知ってましたが買ってないし。
いや~凄い迫力でした。
素晴らしい演奏でした。
ステージ中央のドラムセット、その後ろにティンパニ、向かって右に大太鼓、左に小太鼓、さらに左に銅鑼、さらにはチューブラーベル。
これらの打楽器群が奏でる重層的な音の波は最強の破壊力で迫って来ます。
ホントにこれは良かった。

「全部聴きたい人はCD買ってください」と佐渡さんが言ってましたが、先ほどアマゾンで注文しました、吉松氏のCDと合わせて。

次は「マンボ№5」
観客みんなに立って拍子をとってと指示があり、例のフレーズの後に「ウーーーーー、ハッ!」と言ってねと。
演奏が始まってすぐに中断。
「衣装忘れてた」と言いながら、佐渡さん、オケの人たちが派手な衣装を着ました。
佐渡さんは蛍光グリーンのかつらをかぶってます。
演奏再開すると、ステージ両サイドからマラカス隊が2人ずつ登場。
しばらくするとその5人がステージを降りて観客にマイクを向けて掛け声を要求。
元気の良い2人の観客が応えて会場は大盛り上がり。
佐渡さん+マラカス隊はチューチュートレイン・ダンスも披露。

これで前半終了。

後半1曲目の福田洋介氏のさくらのうたは、時に歌謡曲のような、時に映画音楽のような、穏やかで柔らかさを感じる曲。
吹奏楽っぽくはないかな。

最後はR.シュトラウスの「薔薇の騎士」組曲。
唯一知ってる曲です。
クラシック曲としてはどちらかと言うと静かな曲と言う印象ですが、吹奏楽版は華やかさと力強さが追加されたようですね~
これも良かった。


で、アンコールの時に佐渡さんが「やっぱりサンダーバードやります」と。
(やっぱり振りだったか!)とか思いながら流れるカウントダウンに続いてあのテーマが。
懐かしいし楽しい!
良い曲だ!

そして最後はシエナでは定番の、観客との合同演奏のスーザ「星条旗よ永遠なれ」。
今回は20~30人の人が楽器持ち込んで演奏してました。
中にはウクレレみたいなの弾いてる人もいた。
佐渡さんの「指揮者は一人もいないんだな」には笑いました。

やっぱり吹奏楽のコンサートは楽しいですね。
コントラバス1本、ピアノにハープと弦楽器もちょっとだけ入ってますが、50人くらいのメンバーで凄まじい迫力です。
さすがに日本屈指の吹奏楽団のシエナ・ウインド・オーケストラだけあって、音は鮮明で良く響くし安定感と迫力が違います。
素晴らしい演奏でした。
いや~、楽しかった。

$アルバレスのブログ
↑コレは会場で配られたおまけ。
佐渡さんのサインはこんな感じなのかな。