
本日4/21(土)に行ってきました。
指揮)ロリー・マクドナルド
ピアノ)田村響
演奏)名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目)
①フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』前奏曲
②ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』
アンコール)ショパン:華麗なる大円舞曲変ホ長調作品18
③シベリウス: レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)作品22
と言うわけで、本日は今期1回目の名フィル定期演奏会は「世界の物語」シリーズ、カレワラの冒険者。
「世界の物語」シリーズとは”世界中に伝えられている神話、伝説や歴史、言い伝えなどを中心に、それらにまつわる楽曲の数々を散りばめたもの”だそうです。
その1回目はフィンランドの叙事詩「カレワラ」を題材に、その中の登場人物の一人、レンミンカイネンを主人公としたシベリウスの組曲を据えたプログラムになってます。
また、自分的な事ですが、名フィル定期会員2期目を迎え、席をほんのちょっとだけ移動。
片方が空席になったので座るのが楽でした(^^)
そう言えばクラシックコンサートは1か月ぶりだな~。
さて、曲ですが、①フンパーディンクの歌劇『ヘンゼルとグレーテル』前奏曲については、一応Youtubeで軽~く予習をした程度。
フンパーディンクと言う作曲家は全く知りませんが、「ヘンゼルとグレーテル」は御幼少のみぎりに読んだ程度の微妙な記憶だけ。
それでも実際に曲を聴くと、なんとなくその情景が浮かんでくるような、そんな演奏でした。
緩やかで優しいホルンから始まり次々と現れる主題が物語を紡ぎだしていく…
そんな事を考えていると、もう終了。
もう終わり?って感じで早く感じました。
聴衆もしっかりと余韻を楽しんでから拍手。
それにしても、今度は歌劇全曲聴いてみたいですね~
②ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』からはピアノに田村響さん登場。
今回で生演奏は3回目。
何と言いますか、楽しい雰囲気の『皇帝』でした。
何がどうと言うのが説明できなくてもどかしいですが…
あと非常に心苦しいのが、2週間前の「セビリアの理髪師」の時と同様、激しい睡魔に襲われてしまい(^^;
何か集中してませんでした。
せっかくアンコールも聴かせてくれたのに…
どうも土曜日の日中は眠くなるんだよな~
普段の睡眠時間が4~5時間なので休みの日はもっと寝とこうと思いながらも、明日は休みだからと金曜夜は夜更かし。
それなのに翌日は普段の時間に目が覚めるので、結局、普段より睡眠不足になるのが土曜日。
と言う、くだらん話はこれで終わります。
この『皇帝』ではブラボーおじさんが終曲直後に叫んでました。
トリは今回のテーマとなる、シベリウスの レンミンカイネン組曲。
持ってるCDには第2曲「トゥオネラの白鳥」は入ってますが全曲は無かったのでこの機会にCD買って予習して来ました。
シベリウス自体、結構好きな作曲家だったし、中々良いなと思っていざ演奏。
で、一瞬静かになったところ、ステージ上で何かが落ちる音が(^^)
ステージや会場から笑いが起こり、ちょっと緊張感がほぐれたところで、仕切り直して演奏開始。
いや~これは盛り上がった。
演奏素晴らしかったです。
普段でも良くコンサートで演奏されると言う第2曲「トゥオネラの白鳥」のイングリッシュ・ホルンの幻想的な調べにはうっとりさせられました。
ここは本当に良かった。
他にも、チェロからヴィオラへのつなぎももの凄く自然で1本の楽器のようでしたし、肺の中の空気を振動させられるかのような大太鼓の連打も心地良い。
第4曲終曲では普段から高めの血圧が20は上がったんじゃないかと思われるほど興奮させて頂きました。
この曲の全体の印象は弦楽器の主張と言う気がしましたが、実に良く響いてました。
4月末でオーボエの諸岡さんが退任と言う事で、指揮者のマクドナルド氏からブーケの贈呈があり、また、他のオケの方の手作り横断幕も披露されていました。
こういうほのぼのしたところも良いですね。
