
発売:2012年4月
ディスク:2枚全20曲(95.4分)
「スター・トレック」のカーク船長役でおなじみのウィリアム・シャトナーの5作目(?)のコンセプト・アルバム。
[DISK1]
①Major Tom(Coming Home)(5:18) ~ ピーター・シリング(1983)
… ニック・ヴァレンシ(ギター)
②Space Oddity(4:54) ~ デヴィッド・ボウイ(1969)
… リッチー・ブラックモア(ギター)、キャンディス・ナイト(バック・ボイス)
③In A Little While(3:51) ~ U2(2000)
… ライル・ラヴェット(ヴォーカル)
④Space Cowboy(5:25) ~ スティーヴ・ミラー・バンド(1969)
… ブラッド・ペイズリー(ヴォーカル)、スティーヴ・ミラー(ギター)
⑤Space Truckin'(5:08) ~ ディープ・パープル(1972)
… イアン・ペイス(ドラムス)、ジョニー・ウィンター(ギター)
⑥Rocket Man(4:39) ~ エルトン・ジョン(1972)
… スティーヴ・ヒレッジ(ギター)
⑦She Blinded Me With Science(5:50) ~ トーマス・ドルビー(1982)
… ブーツィー・コリンズ(ヴォーカル)、パトリック・モラーツ(キーボード)
⑧Walking On The Moon(2:52) ~ ポリス(1979)
… トゥーツ・ヒバート(ヴォーカル)
⑨Spirit In The Sky(4:24) ~ ノーマン・グリーンバウム(1969)
… ピーター・フランプトン(ギター)
⑩Bohemian Rhapsody(5:40) ~ クイーン(1975)
… ジョン・ウェットン(コーラス)
⑪Silver Machine(4:45) ~ ホークウインド(1972)
… ウェイン・クレイマー(ギター)、カーマイン・アピス(ドラムス)
⑫Mrs. Major Tom(5:47) ~ K.I.A.(2003)
… シェリル・クロウ(ヴォーカル)
[DISK2]
①Empty Glass(3:14) ~ ザ・ティー・パーティー(2004)
… マイケル・シェンカー(ギター)
②Lost In The Stars(3:43) ~ ミュージカル
… アーニー・ワッツ(サックス)
③Learning To Fly(4:43) ~ ピンク・フロイド(1987)
… エドガー・フローゼ(キーボード)
④Mr. Spaceman(2:14) ~ バーズ(1966)
… デイヴ・デイビス(ギター)
⑤Twilight Zone(7:24) ~ ゴールデン・イヤリング(1983)
… ウォーレン・ヘインズ(ギター)
⑥Struggle(4:12) ~ オリジナル
… アダム・ハミルトン(ベース)
⑦Iron Man(6:32) ~ ブラック・サバス(1970)
… ザック・ワイルド(ギター)、マイク・アイネズ(ベース)
⑧Planet Earth(4:51) ~ デュラン・デュラン(1981)
…スティーヴ・ハウ(ギター)
(~の後ろは原曲のアーティストと発表年、…の後ろはゲスト・アーティスト)
デヴィッド・ボウイの「Space Oddity」に登場する宇宙飛行士トム少佐を探すと言うコンセプト・アルバムですが、シャトナーは原則歌わず、語るだけ。
たださすがは名優だけあって、時には切なく、時には激しく、感情豊かな語り口には、なぜか引き込まれてしまいます。
特に[DISK1]⑩Bohemian Rhapsodyなどはさすがだなぁと思わせます。
とは言え[DISK1]⑤Space Truckin'あたりはラップ調だし、[DISK2]⑦Iron Manあたりは比較的歌ってます。
また、このアルバムには数々のゲスト・アーティストが参加しています。
参加者については前出のリストに書きましたが、まぁ、良くこんなに集まったなぁと感心させられます。
それぞれのアーティストがそれぞれの持ち味を発揮しているので、それを聴くのも楽しい。
[DISK1]⑫Mrs. Major Tomではシェリル・クロウがフルで歌ってます。
まぁ、HR/HMファンが喜んで買うタイプのアルバムではないですが、たまにはこう言うのも面白い。
(2枚組だし、¥3,200するし)
最初、この企画を聞いた時は乗り気じゃなかったと言うシャトナーですが、何の事はない、しっかり楽しんでるようで。
しかし、シャトナーがSF小説を書いてたのは知ってましたが、語りとは言え音楽アルバムを過去にも出してたとは知らなかったな~
多趣味な人ですね。
おまけですが、ブックレットの中に「宇宙大作戦」のブルー・レイBOXの宣伝カードが入ってた。
らしいな~。