$アルバレスのブログ

発売:2012年3月
ディスク:1枚全12曲(54.2分)

ハロウィンのカイ・ハンセンとマイケル・キスクが組んだバンド、ユニソニックのデヴューアルバム。

①Unisonic(3:26)
②Souls Alive(5:14)
③Never Too Late(4:30)
④I've Tried(4:56)
⑤Star Rider(4:17)
⑥Never Change Me(3:45)
⑦The Morning After(4:03)
⑧Renegade(4:39)
⑨My Sanctuary(4:16)
⑩King For A Day(4:07)
⑪We Rise(4:43)
⑫No One Ever Sees Me(6:13)


カイ・ハンセンとマイケル・キスク。
とにかくこの2人が同じバンドで活動すると言う事、特にマイケル・キスクがHMの世界に返り咲いた事が最大の喜び。
「Keeper of the seven keys part1」でキスクの圧倒的なハイトーン・ヴォーカルを聴いて一撃を受けたファンの人たちにとっては迷うことなく買う1枚となってます。

HMよりはHRよりで、ミドル・テンポの楽曲が多い構成ですが、それが逆にキスクのヴォーカリストとして力量を余すところなく表現できる効果を生んでおり、プラスに働いています。
キスクのポテンシャルとしては全盛期の80%くらいのレベルで歌っている印象ですが、年齢と経験を積み円熟度を増した歌唱はどの曲でも最高のパフォーマンスを発揮していると言っても過言ではないでしょう。

早口言葉のようなマシンガン・トーク調の疾走チューンでバンド名を冠した①Unisonicで始まり、
ガンマ・レイの4th「Land of the Free」でキスクがゲスト・ヴォーカルとして歌った「Time to Break Free」をほうふつとさせる(と言うかサビはそっくり)③Never Too Late、
マイケル・キスクの伸びやかなヴォーカルが心地よい④I've Tried、⑦The Morning After、⑩King For A Day、
初期ハロウィンでやっていたようなポップな⑥Never Change Me、
泣きのギターソロにドラマティックな展開を見せるミドル・チューンの⑧Renegade、
そしてアルバムの幕を閉じるのはアコースティックなスロー・ナンバーの⑫No One Ever Sees Me。

どの曲もいかにキスクが優れたヴォーカリストかを再確認させうる楽曲群。
本当に良くやってくれましたと感謝したい。

次はぜひもっとハードな曲を1曲入れてほしいところです。