ワンコ本3冊 | アルバレスのブログ

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最近はガンプラとかをちょこちょこ作ってます。ヘタなりに(^^)

本日はワンコに関する絵本などを3冊取り上げます。


1冊目:シンシア・ライラント(文・絵)「いぬは てんごくで…」
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全36ページの変形A4版サイズの絵本です(税込み1,470円)。

亡くなったワンコは天国にたどり着くと好きなだけ、走って遊んで食べて寝て。
たまには地上に降りてきて別れた飼い主の様子を見て満足して帰る。
そしていつの日か、飼い主が天国に来る時は迎えに来て、一緒に暮らす…

そんな内容が、素朴な文体と素朴な絵で描かれた本です。

最初読んだ時は「短いなぁ」としか思わなかったですが、何度か読んでいるとじんわりと心に沁みてくる。
ホントに待っててくれるといいなと思います。
たまに見に来てくれているなら姿も見せて欲しいですけどね。


2冊目:菊田まりこ(文・絵)「いつでも会える」
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全48ページの正方形の新書サイズの絵本(税込み998円)。

シロの飼い主はみきちゃん。
シロはみきちゃんといつも一緒にいて楽しい日々をすごしていたのに、ある日、みきちゃんがいなくなってしまった。
シロは意味が分からず悲しみます。
でも、あるとき気づきます。
目を閉じればいつもみきちゃんがいる事を。
みきちゃんにはいつでも会える事を…

こちらはワンコが飼い主のみきちゃんと死別してしまう話。
逆目線ですね。
急に飼い主がいなくなってしまったワンコの混乱ぶりは、初めての留守番の時のワンコとも似てる気がします。
なるべく長い間一緒にいてあげるのがワンコのためになるんだろうなと今更ながら思います。

一言程度の短い文と単純な線で描かれたやさしい絵が印象的。

こちらも泣けて来ます。


3冊目:田中マルコ(文)・松井雄功(絵)「ある日 犬の国から手紙が来て」
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全128ページの新書ワイド版サイズの物語(税込み1,260円)

こちらは絵本と言うより6本のエッセイのようなもの。
冒頭の18ページはカラーイラストで犬の国の様子とそこで生きるワンコたちの姿が描かれています。
亡くなったワンコに思いを寄せた飼い主の手記とそれに対するワンコの返信と言う構成で書かれていまして、個人的には第1話の話でかなりキてしまいました。

本書で言う犬の国ではワンコたちには小さな翼が生え、二本足で人間のように歩き、それぞれ好きな職業に就き、人間のように生活しています。
そして時々飼い主へ手紙を書きます。
どんな職業に就くかはそのワンコの好きな事だったり飼い主につながる事だったりに影響されます。

ワンコが亡くなっから犬の国にたどり着き、職業に就いて、生活している様子が割とリアルな絵柄で描かれています。

ベースになったのはインターネット上の「犬の国 ピタワン」と言うサイトに訪れた人たちの話だそうで、ワンコは実在するとか。
このサイトではワンコの名前を入力すると適正職業を占うというミニゲームがあり、ウチのコの名前を入れたら”職人”になりました。
ちょっとイメージが違うかな(^^;
何の職業があってるのかな?


と言うわけで今回はこの3冊でした。
近いうちに第2弾をやる予定。
いつも血なまぐさい小説ばかり読んでいるのでたまにはこういう本を読んで心を洗濯しないといけません。
体を流れる血液もドロドロよりもサラサラがいいので、ついでに読書で血液サラサラを狙いましょう。