発売:2011年7月
ディスク:1枚 全11曲(36.3分)
$アルバレスのブログ

LAのロック・バンド、ライヴァル・サンズの2枚目。

曲は70年代あたりのレトロなロックン・ロールであり、ブルージーでグルーヴ感に溢れています。
11曲ですが全体で40分無いのはほとんどの曲が3分前後でコンパクトにまとまっているからで、このあたりも昔風。
ボーナス・トラックの⑪「Sleepwalker」こそ5分半ですが、⑩「Face Of Light」が4分半である以外は全て2分、3分の曲。
あっと言う間にアルバムを聴き終える事が可能。
とは言え短いからといって物足りないという事はなく、ライブでスピーカーの前に立っているような強烈な生々しさのある音に溢れています。
特に良いのはドラムとベースのリズム隊。
ギターも気持ちよく鳴ってますし、伸びやかなヴォーカルや(曲によってはビートルズ風の)コーラスも良い。
とにかくノリが最高。
こういうのを待ってました。

しょっぱなから強烈なリズムに引き込まれる①「All Over The Road」
伸びやかなヴォーカルが聴けるタイトル・ナンバーの③「Pressure And Time」
グラムロック調の⑤「Get Mine」
リズムが面白い⑥「Burn Down Los Angeles」
ちょっとラップ調の⑦「Save Me」
ベースとギターの強烈なうねりが聴ける⑧「Gypsy Heart」
ハード・ロック・ビートルズのような⑨「White Noise」
実質トリをとるスローでハードな⑩「Face Of Light」
ボーナス・トラック⑪「Sleepwalker」でも強烈なリズムを聴かせてくれます。

普段のボリュームで聴いていると耳が痛くなるほど熱いサウンドがこのアルバムにはあります。
暑いこの時期だからこそ、あえてこう言う熱いアルバムで一汗流すのも良いかもしれません。
実に気持ちの良いアルバムです。