本日6/18(土)に行ってきました。
指揮)ダグラス・ボイド
ヴァイオリン)松山冴花
演奏)名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目)
①ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲)作品20
②アデス: ヴァイオリン協奏曲 作品24「同心軌道」
③シベリウス:交響曲第2番ニ長調 作品43

今シリーズは結構変わった(?)プログラムを提供してくれている名フィルですが、今回もかなり個性的な感じがします。
このプログラムだと3曲ともほとんど聴いた記憶のないものばかり(と最初思ってました…)。
だから逆に楽しそうだとも思ってました。
ただ、名フィルのツィッターではかなりの席が空いてるとか。
実際、今日、行ってみたら6割入りくらいな感じでした。
前回の380回よりも少ないかも。
ちょっと厳しいですねぇ。
ちなみに当日は、早朝から石川遼君が出場している全米オープンゴルフが放送されており、普段起きてる時間と大して変わらない、朝5時ごろからTVを見てしまったため、相当に眠い事に。
さらに出掛けに腹の具合もちょっと悪くなった上、小雨も降ると言う、今までに無いくらい状況が悪化し、一瞬あきらめようかと思ったり…
まぁ、そんな事言いながらもちゃんと会場には出かけて行きました。
色々あって今月はこのコンサート1回だけになったのでこれを逃すわけには行かないですし。
今日も東日本大震災のチャリティ目的のロビー・コンサートやってましたが、こんな体調だったのではまずは落ち着こうと直ぐに席に向かいました。
今回の指揮者はダグラス・ボイド氏。
ちらしの写真よりちょっと髪を短くしていたので若く見えました。
ボイド氏曰く、イギリスの作曲家で今聴くべき人はアデスとの事。
ご本人にも会ってるそうです。
シベリウスの交響曲は指揮は1番と4番だけながらオーボエ奏者としては全て経験済みとも。
(名フィルツィッターより)
では、①ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲)作品20。
今日午前中に注文していたCDが届いたので早速聞いてからコンサートにのぞみました。
当時の日本政府が皇紀2600年の奉祝演奏会用に委嘱した曲と言う事ですが、雰囲気が合わないなどの理由より却下された曲と聞くとなんだか他人事には思えなくなります。
確かにこの雰囲気はお祝いムードには合わない曲ですし。
冒頭の太鼓の音では、予習してなかったらかなり驚いたかも知れません。
第1楽章の”涙の日”、第2楽章の”怒りの日”、第3楽章の”永遠の安息”、それぞれのテーマがはっきりしており、重苦しさや激情、救済が良く表現されていたと思います。
ただ、非常に残念だったのが、冒頭にも書いた自分の体調。
第2楽章辺りからかなりの睡魔に襲われ、所々、記憶が飛んでいたらしく、気が付いたら終わってた(^^;
実に残念です。
CD聴いて一発で気に入ったのに…
万全な状態で聴きなおしたいと思いますので、どこかでまた演奏してください。
続いて、②アデス: ヴァイオリン協奏曲 作品24「同心軌道」。
こちらは全く知りません。
アデスと言う作曲家の名前すら知りませんでした。
何でもブリテンの再来と言われているそうですね。
1971年生まれだから今40歳。
若いですねぇ。
そしてこの曲でヴァイオリンを弾くのは松山冴花さん。
ちらしの姿で登場です(下はスカートではなくパンツ)。
現代の曲らしくかなり複雑で難解な上に相当パワフルさが必要になりそうですが、実に堂々と演奏されてました。
①でちょっと眠気に負けていましたが、この曲では松山さん演奏に釘付け状態になったため、すっかり眠気が飛びました。
ヴァイオリンの調べに絡みつくような木管楽器が印象的でした。
1回聴いただけではこの曲を理解するのは難しいと思いましたが、全く理解できないほどはるか彼方の曲ではないと感じましたので出来れば聴きなおしたいと思います。
(でもアマゾンではCD売ってなさそうなんですよねぇ)
そういえば、ここではボイド氏タクト使ってなかったな。
ここで休憩挟んでトリの、③シベリウス:交響曲第2番ニ長調 作品43。
これも聴いた事無いと思い込んでましたが、途中、どこかで聴いたようなフレーズが…
自宅に帰ってから確認したところ、ちゃんとCD持ってました(^^;
去年買ったんだった、すっかり忘れてた。
と、言うことで、会場では初めて聴く体でのぞんでました(^^;
1曲目の重苦しさ、2曲目の不安感と比べるとこの曲の第1楽章は明るさや楽しさを感じますが、その後の展開は重厚、荘厳、華麗で引き込まれて行きました。
第3楽章~第4楽章の演奏ではそれがさらに強調され、激しさの中に現れる美しいメロディーに取り込まれそうになりました。
そして感動的なクライマックス。
すばらしい演奏でした。
この曲の事を忘れていたとはどうかしてたんじゃないか?
人生を無駄に過ごした位のガッカリ感でした。
ボイド氏の指揮も実に堂々としておりました。
何度かのカーテンコールの後、最後はコンマスの日比さんを促して帰らせようとして終了。
ちょっと面白かった。
これから去年買ったシベリウスのCDを聴きなおします(^^;

指揮)ダグラス・ボイド
ヴァイオリン)松山冴花
演奏)名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目)
①ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲)作品20
②アデス: ヴァイオリン協奏曲 作品24「同心軌道」
③シベリウス:交響曲第2番ニ長調 作品43

今シリーズは結構変わった(?)プログラムを提供してくれている名フィルですが、今回もかなり個性的な感じがします。
このプログラムだと3曲ともほとんど聴いた記憶のないものばかり(と最初思ってました…)。
だから逆に楽しそうだとも思ってました。
ただ、名フィルのツィッターではかなりの席が空いてるとか。
実際、今日、行ってみたら6割入りくらいな感じでした。
前回の380回よりも少ないかも。
ちょっと厳しいですねぇ。
ちなみに当日は、早朝から石川遼君が出場している全米オープンゴルフが放送されており、普段起きてる時間と大して変わらない、朝5時ごろからTVを見てしまったため、相当に眠い事に。
さらに出掛けに腹の具合もちょっと悪くなった上、小雨も降ると言う、今までに無いくらい状況が悪化し、一瞬あきらめようかと思ったり…
まぁ、そんな事言いながらもちゃんと会場には出かけて行きました。
色々あって今月はこのコンサート1回だけになったのでこれを逃すわけには行かないですし。
今日も東日本大震災のチャリティ目的のロビー・コンサートやってましたが、こんな体調だったのではまずは落ち着こうと直ぐに席に向かいました。
今回の指揮者はダグラス・ボイド氏。
ちらしの写真よりちょっと髪を短くしていたので若く見えました。
ボイド氏曰く、イギリスの作曲家で今聴くべき人はアデスとの事。
ご本人にも会ってるそうです。
シベリウスの交響曲は指揮は1番と4番だけながらオーボエ奏者としては全て経験済みとも。
(名フィルツィッターより)
では、①ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲)作品20。
今日午前中に注文していたCDが届いたので早速聞いてからコンサートにのぞみました。
当時の日本政府が皇紀2600年の奉祝演奏会用に委嘱した曲と言う事ですが、雰囲気が合わないなどの理由より却下された曲と聞くとなんだか他人事には思えなくなります。
確かにこの雰囲気はお祝いムードには合わない曲ですし。
冒頭の太鼓の音では、予習してなかったらかなり驚いたかも知れません。
第1楽章の”涙の日”、第2楽章の”怒りの日”、第3楽章の”永遠の安息”、それぞれのテーマがはっきりしており、重苦しさや激情、救済が良く表現されていたと思います。
ただ、非常に残念だったのが、冒頭にも書いた自分の体調。
第2楽章辺りからかなりの睡魔に襲われ、所々、記憶が飛んでいたらしく、気が付いたら終わってた(^^;
実に残念です。
CD聴いて一発で気に入ったのに…
万全な状態で聴きなおしたいと思いますので、どこかでまた演奏してください。
続いて、②アデス: ヴァイオリン協奏曲 作品24「同心軌道」。
こちらは全く知りません。
アデスと言う作曲家の名前すら知りませんでした。
何でもブリテンの再来と言われているそうですね。
1971年生まれだから今40歳。
若いですねぇ。
そしてこの曲でヴァイオリンを弾くのは松山冴花さん。
ちらしの姿で登場です(下はスカートではなくパンツ)。
現代の曲らしくかなり複雑で難解な上に相当パワフルさが必要になりそうですが、実に堂々と演奏されてました。
①でちょっと眠気に負けていましたが、この曲では松山さん演奏に釘付け状態になったため、すっかり眠気が飛びました。
ヴァイオリンの調べに絡みつくような木管楽器が印象的でした。
1回聴いただけではこの曲を理解するのは難しいと思いましたが、全く理解できないほどはるか彼方の曲ではないと感じましたので出来れば聴きなおしたいと思います。
(でもアマゾンではCD売ってなさそうなんですよねぇ)
そういえば、ここではボイド氏タクト使ってなかったな。
ここで休憩挟んでトリの、③シベリウス:交響曲第2番ニ長調 作品43。
これも聴いた事無いと思い込んでましたが、途中、どこかで聴いたようなフレーズが…
自宅に帰ってから確認したところ、ちゃんとCD持ってました(^^;
去年買ったんだった、すっかり忘れてた。
と、言うことで、会場では初めて聴く体でのぞんでました(^^;
1曲目の重苦しさ、2曲目の不安感と比べるとこの曲の第1楽章は明るさや楽しさを感じますが、その後の展開は重厚、荘厳、華麗で引き込まれて行きました。
第3楽章~第4楽章の演奏ではそれがさらに強調され、激しさの中に現れる美しいメロディーに取り込まれそうになりました。
そして感動的なクライマックス。
すばらしい演奏でした。
この曲の事を忘れていたとはどうかしてたんじゃないか?
人生を無駄に過ごした位のガッカリ感でした。
ボイド氏の指揮も実に堂々としておりました。
何度かのカーテンコールの後、最後はコンマスの日比さんを促して帰らせようとして終了。
ちょっと面白かった。
これから去年買ったシベリウスのCDを聴きなおします(^^;
