名古屋国際音楽祭「オープニング・コンサート~競演!3大コンチェルト~」


本日4/10(日)に行ってきました。

指揮)秋山和慶
ヴァイオリン)ノエ・乾
チェロ)レオナルト・エルシェンブロイヒ
ピアノ)モナ=飛鳥・オット
演奏)名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目)
①メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
②ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104 B.191
③ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
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今日はタイトル通り、コンチェルト3連発。
会場はほぼ満員。
かなりの人気です。
今回は3階席の前の方、ほぼ正面です。
正面なのでステージは良く見えますが、さすがにちょっと遠いので、ソリストの表情なんかは見えません。
今日の名フィルのコンマスは日比さんでした。

で、まずは①メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は3大ヴァイオリン協奏曲のひとつだそうで。
CDでは良く聴く曲ですが、生演奏は初めてです。
ヴァイオリンはノエ・乾氏。
ギリシャと日本のハーフだそうで、今25、6歳くらい。
若いですねぇ。
オフィシャルサイトには「…1718年製のストラディバリウスの使用を許可される。」とか。
今日もストラディバリウスなのかな。
非常に存在感のある演奏で、高音部が非常にクリア。
曲の雰囲気もあるのかも知れませんが少し女性的な柔らかな印象。
オケは少し抑え目な感じながらまとまりがあります。
実に楽しい演奏でした。

②ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調の前に金管楽器と打楽器が追加。
この曲、CDは持ってませんが、今回生演奏2回目。
前回は去年年末にミッシャ・マイスキー&指揮西本智実のラトビア国立交響楽団で聴きました。
その時は演奏よりも回りの雑音がちょっと気になったので残念だった記憶が。
チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ氏はノエ・乾氏と同じく1985年生まれなので25、6歳くらい。
やっぱり若い。
若い人が出てくるのは良いですね。
こちらも実に存在感のある演奏。
チェロの中低音の響きが心地よいです。
この曲は1/fの揺らぎが使われているんでしょうか?
心地よすぎて眠くなりました(^^;
確か以前のミッシャ・マイスキー氏の時もそうなったような。
秋山氏の指揮ぶりは非常に紳士的で、子供の頃の指揮者のイメージ通りです。

休憩を挟んで③ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調。
3/30の小林研一郎・亜矢乃父娘競演で聴いてからハマリまくってる曲で、ほぼ毎日聴いてます。
ピアノはモナ=飛鳥・オットさん。
あのアリス=紗良・オットさんの妹さんで、最近20歳になったばかり。
歩き方や頭の下げ方なんかはアリスさんによく似てます。
髪型も長さも同じ。
本人は比べられるのはあまり好きじゃないと思いますけどね。
ちなみにドイツと日本のハーフです。
で、曲ですが、前の男性ソロ2人に比べるとちょっとおとなしいかな。
オケががんばってるとも言えるかもしれませんが、オケの音に隠れてピアノの音が聴こえない事がしばしばあった。
もうちょっと自己主張しても良かったと思います。

今回はコンチェルト3連発と言う事でちょっと面白いプログラムだったと思います。
ソリスト3人ともそれぞれ持ち味出してたんだと思いますし、オケもまとまってた。
名フィルは木管が良い音出してるという印象が強いんですが、今回、ホルンも安定してたと思います。

最後は、ソリスト3人と指揮の秋山さん、それにコンマスの日比さんへも花束贈呈で締めでした。

プログラム(500円)にはソリスト3人へのQ&Aがあって、ちょっと面白かったのが「最近腹が立った事は?」と言う質問。
なんだかアイドルへの100問100答みたいですが、ロンドン在住のエルシェンブロイヒ氏は「イギリスの保守党の政権復帰」が、
モナさんは「駐車場で当て逃げされた事」だとか。
乾氏にはこの質問無かったです。
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あと入場の際に渡されたチラシセットに入ってたおまけのメモ帳↓
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名古屋国際音楽祭の主催が名古屋ローカルTV局のCBCという事で、CBCの番組「そこが知りたい 特捜!坂東リサーチ」のメモ帳。
ラーメンのゆで卵の黄身に坂東英二氏の顔が書いてあるの分かりますか?
クラシックコンサートにはあまりそぐわない感じですが、まぁ、いいか。