買ったDVDシリーズ「マニトウ」

アメリカ映画
原題:The Manitou
公開:1978年
監督:ウィリアム・ガードラー
原作:グレアム・マスタートン
出演:
ハリー・アースキン(トニー・カーティス)
ジョン・シンギングロック(マイケル・アンサラ)
カレン・ダンディ(スーザン・ストラスバーグ)
アメリア・クルーソー(ステラ・スティーヴンス)
Dr.ジャク・ヒューズ(ジョン・セダー)
カーマン夫人(アン・サザーン)
スノウ教授(バージェス・メレディス)
Dr.マッケボイ(ポール・マンディ)
時間:104分

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[あらすじ]
首の後ろに出来た腫れ物を見てもらうためカレンは病院を訪れるが、ドクターはそのレントゲン写真を見て首をかしげる。
そこに写っていたのはまるで胎児のような姿だった。
カレンはかつての恋人で占い師のハリーに不安を訴える。
その後、腫瘍の切除手術が開始されると、執刀医はなぜか自分の手をメスで切り裂き、手術は中止される。
ハリーはその腫瘍が何らかの悪霊ではないかと考え、祈祷師のアメリア夫妻らと共にカレンの家で交霊術を行うと、そこに現れたのはネイティブアメリカンの姿をした悪霊だった。
それは強大な能力を持った呪術師ミスカマカスで、カレンの肉体を借りて現代によみがえろうとしていた。
ハリーはネイティブアメリカンの呪術師、ジョンの元を訪れ助けを求める。
ハリーとジョンは悪霊ミスカマカスを打ち破り、カレンを救い出す事が出来るのか…

ちょっと間が空いた買ったDVDシリーズですが、最近買ったものを紹介します。

二匹目のドジョウ狙いの監督で、「グリズリー」「アニマル大戦争」でおなじみのウィリアム・ガードラーの遺作となったオカルト映画「マニトウ」がついにDVD化。
震災の影響で発送が滞っていましたが、先日我が家に到着したので早速観ました。

昔、観た時はラストの展開のあまりにも突拍子の無さに愕然としたものですが、今、観直してみると、実にスンナリと頭に入って来ます。
話の整合性もそんなにむちゃくちゃな感じもしないので、割とちゃんとした映画に見える。
時代が早すぎた映画だったかもしれません(とは言い過ぎか?)
ちなみにマニトウとは色々なものに宿る精霊のような位置づけ。
日本で言う八百万の神みたいなものですな。


主演のトニー・カーティス。公開当時53歳。
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ヒロインはスーザン・ストラスバーグ。こちらは40歳くらい。
色気の無いこの映画の中で唯一上半身ヌードを披露。
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ミスカマカスと対決する呪術師シンギングロックを演じるマイケル・アンサラ。
大柄で存在感あふれる人物です。
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ほんのちょっとだけ登場する人類学者のスノウ教授を演じるバージェス・メレディスは、「ロッキー」シリーズでロッキーのトレーナー役のミッキーを演じていた人。
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今回のDVD化には発売元のスティングレイ社も結構苦労したようですが、そのかいあってステレオ音源を入手(吹き替えも入ってます)。
封入されているブックレットには制作秘話や原作との比較、原作者マスタートンのインタビュー記事もあるなどページ数は表紙込みで12ページと決してボリュームがあるわけではないですが、密度は非常に濃いものになっています。
マニアなら一見の価値ありです。
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では、この後、問題のラストシーンなどを紹介いたします。
ネタバレなので見たい人だけ、ズーっとスクロールして行ってください。
































































まずは、ミスカマカス登場シーンから。
巨大に膨れ上がった背中の腫瘍から皮膚を裂いて出てくるミスカマカス。
実に不気味です。
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ミスカマカスが呼び出す悪霊(マニトウ)、木のトカゲのマニトウ。
着ぐるみパワー炸裂!
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そしてついに登場する宇宙空間!
病院のコンピュータなどの白人の作った機械軍のマニトウがカレンにのりうつりミスカマカスとの全面戦争へ!
胸も露にミスカマカスとの戦いに挑むカレン!
飛び交う隕石、稲妻、レーザー光線!
最高のスペクタクルがここにある!!(これがオカルト映画だとは!)
そして灰になるミスカマカス…
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全てが終わった後に驚愕の事実が告げられる!
「1969年 東京の15歳の少年の胸に腫瘍ができた。それは成長するにつれ腫瘍の特質が消失し、人間の胎児だと判明した…」
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いやー、映画って本当に面白いですねぇ~