第6話「病気・ケガ」
ウチはこのコが初めて飼ったワンコだったので、病気がちだったのかどうかは良くわかりませんが、比較的丈夫な方だったと思います。少なくとも大ケガをした事はありませんでした。
ただ、目のケガはちょっとしたケガになりました。
シーズーは目が出てるので、ささいな事でケガをしますよね。
その上、好奇心旺盛なのであっちこっちに頭を突っ込んだりするので、何かに目を当ててケガする事も多い。
実際、ウチのコも散歩の時に草むらに頭を突っ込んで枯れ草や枝に目を当てた事がありました。
カットに行った時に付けてくれるアクセサリーの中には、プラスティックの硬いものなどがあり、それが緩んだ後、頭を激しく振って目に当たった事もありました。
そういう事があって、白内障になりました。
眼球の一部がへこんだままになってました。
で、一度手術しました。
彼にとっては初めての手術、初めての全身麻酔。
(結局、手術も全身麻酔もこれが最初で最後でしたが)
入院せずに当日帰宅しましたが、麻酔が抜け切るまで(朝まで)飲食禁止でした。
(吐いてのどに詰まる危険性があるので)
半分、体が寝てるので、ふ~らふ~らしてました。
その夜は母が看病に当たりましたが、どうしてものどが渇くのでふらふらしながら何度も水のみ場に行き、普段はそこにあるはずの水ボトルの飲み口のあたりをペロペロをしてたのを見て、母は泣けてきたと言ってました。
まぁ、朝になってすっかり麻酔が切れた後はいつもどおり元気に水を飲み、ドッグフードを食べましたけど。
とは言え、手術した目の方のまぶたは開かないように縫い付けられ、エリザベスカラーを付けた姿は痛々しかった。
本人は意外と普通に過ごしていて、カラーが何かにぶつかっても強引にそのまま突き進んだりしてたので、パワーあるなぁと感心してました。
他にも何かにぶつけては病院に行きました。
ちょっとでも痛そうにしていたらすぐに病院に連れて行かないと、緑内障を起こす事もあるそうで、医者からも「早く連れてくるように」と言われてました。
残念ながら年取ってからは両目とも白内障になりましたが、それでも家の中はそれほど問題なくすごしてました。
散歩もまぁ、大丈夫でしたが、暗いのはダメでした。
明るくないと足元がまったくわからなくなるようで、立ち尽くす事もありました。
それと物がはっきり見えないので、目の前をサッと何かが動くとビクっとします。
シーズーに限らず、目の大きなワンコはこのあたり気をつけないといけませんね。
皮膚病もシーズーには多いようですが、ウチのコは若い頃、やたらと手をなめて真っ赤になった事があるくらいです。
なめたからそうなったのか、痒かったからなめたのか、どっちが最初なのかちょっとわかりません。
なめだすと「ダメ」と言って手をきれいに拭くという事を繰り返しているうちに収まって行きました。
赤ちゃんの頃、「このコは鼻の穴がふさがってるので広げる手術をしないといけないかも」とも言われました。
他のワンコの写真を見ると確かにちょっと鼻の穴が小さいなと感じます。
まぁ、結局はそうする必要は無かったのでよかったですが、ちょっと鼻が詰まって呼吸が苦しそうな事が多かったかも。
これもシーズーのような鼻ペチャワンコには多いらしいです。
最大の病気は僧房弁閉鎖不全。
シーズーのような小型犬には多い心臓病だそうですね。
ウチのコは12歳頃に発症し、これが引き金となって亡くなりました。
最初はカゼでもひいたようにセキをしだし、それが長引く。
病院に行ったら僧房弁閉鎖不全と判明。
ウチの近くでも当時のウチのコより若くこの病気を発症し、直ぐに亡くなったコがいたのでかなり心配になりました。
その日から亡くなるまで、ズーっと薬の日々。
でも彼はそこから5年も踏ん張りました。
ひどいときは一日中セキ込んでいたのが、数ヶ月もまったく無症状になった事もあり、「治っちゃった?」と思う事もありました。
ただ、この病気のせいで腎臓が悪くなってしまい、獣医さんからは「いつ何があってもおかしくない」とも言われていました。
結局、そうなってしまいましたが…
腎臓疾患が進むと、気分が悪くなりよく吐きます。
体力がある内は、吐いても直ぐに立ち直り水を飲んだり食事をしたりできますが、体力が落ちてくると吐いたものが鼻につまり呼吸困難を起こすようになりました。
普段、出さないような悲鳴を上げて、目を見開き頭をのけぞらせて倒れこむ事もあります。
これは驚きます。
もう死んじゃうんじゃないかと。
後、心臓が悪くなると、血の巡りも悪くなります。
こうなると、手足が冷えて来ます。
こんな状態で、冬場の寒い時に散歩に行くと一気に体調が悪くなります。
なので、冬場は犬用ブーツを履かせて散歩に行ったり、室内でも靴下を履かせるなどした方がいいと思います。
薬についてですが、飲んでいたのは粉薬と錠剤でしたが、これを飲ませるのに苦労しました。
錠剤をおかず代わりのささみの間に挟んであげると、いったん口の中にいれちょっと噛んでから錠剤だけうまいこと吐き出す技を身に付けられてしまい(^^;
粉薬も色々な食材にまぶしてやってみますが、違和感があるらしくすぐに横に吐き出してしまう。
結局、正解は見つかりませんでした。
ただ、比較的成功したのが豆腐にまぶす事。
以前TVで”おからを食べない犬はいない”という事をやっていたのでそれを試そうとしたんですが、スーパーなんかで売っているおからは、人間用に色々な食材が混ざっていて、特にたまねぎが入っている場合が多く、これはあきらめました。
じゃあ、おからっぽいものは、という事で、豆腐を使ってみました。
これがかなりうまくいきました。
たまにちょっと顔を背ける事がありましたが、辛抱強くあげているとあきらめて食べてくれました。
大豆ってワンコに何か食べたい欲求を沸き起こす成分とかあるんですかねぇ。
粉薬などは水に溶いてスポイトで直接飲ませると言う技を使ってる人もいるようです。
まぁ、これが一番確実かもしれないですが、その役をやってる人は嫌われそう。
ウチでは母が薬当番をやってましたが、その内、母からもらう食べ物はすべて疑うようになってしまい、人犬関係がちょっと悪化しました(^^;
それでも母に対して「何かくれ!」とおねだりする。
で、何か与えると「これ大丈夫?」と横に置いたりする。
薬の与え方は苦労してる人、結構いるんではないでしょうか?
根気良く、これはという方法を見つけて行くしかなさそうですが、豆腐屋の混ぜ物なしのおからは可能性高いと思います。
これ以外の病気・ケガはあまり記憶にないですね。
まぁ、散歩帰りに何かで足を切ったかして血が出てた事はあります。
仮病もあった(^^;
ウチはペット保険には入っていませんでした。
そうした方が安く治療できたかもしれませんが、通っていた獣医さんは、休みの日の臨時診療でも特別料金など取らない方だったので、金額についても治療についても文句を言うどころか、大変感謝してます。
ウチの場合、思い返すと色々と恵まれていたように思います。
ワンコ自身も丈夫だったし、獣医さんも良心的でした。
長生きして楽しく一緒に暮らす。
いい思い出です。
[おまけ動画]
目の手術後でエリザベスカラーを付けてるところ2つ。
機嫌が悪いです(^^;
(携帯動画なのでちょっと画質悪し)
ウチはこのコが初めて飼ったワンコだったので、病気がちだったのかどうかは良くわかりませんが、比較的丈夫な方だったと思います。少なくとも大ケガをした事はありませんでした。
ただ、目のケガはちょっとしたケガになりました。
シーズーは目が出てるので、ささいな事でケガをしますよね。
その上、好奇心旺盛なのであっちこっちに頭を突っ込んだりするので、何かに目を当ててケガする事も多い。
実際、ウチのコも散歩の時に草むらに頭を突っ込んで枯れ草や枝に目を当てた事がありました。
カットに行った時に付けてくれるアクセサリーの中には、プラスティックの硬いものなどがあり、それが緩んだ後、頭を激しく振って目に当たった事もありました。
そういう事があって、白内障になりました。
眼球の一部がへこんだままになってました。
で、一度手術しました。
彼にとっては初めての手術、初めての全身麻酔。
(結局、手術も全身麻酔もこれが最初で最後でしたが)
入院せずに当日帰宅しましたが、麻酔が抜け切るまで(朝まで)飲食禁止でした。
(吐いてのどに詰まる危険性があるので)
半分、体が寝てるので、ふ~らふ~らしてました。
その夜は母が看病に当たりましたが、どうしてものどが渇くのでふらふらしながら何度も水のみ場に行き、普段はそこにあるはずの水ボトルの飲み口のあたりをペロペロをしてたのを見て、母は泣けてきたと言ってました。
まぁ、朝になってすっかり麻酔が切れた後はいつもどおり元気に水を飲み、ドッグフードを食べましたけど。
とは言え、手術した目の方のまぶたは開かないように縫い付けられ、エリザベスカラーを付けた姿は痛々しかった。
本人は意外と普通に過ごしていて、カラーが何かにぶつかっても強引にそのまま突き進んだりしてたので、パワーあるなぁと感心してました。
他にも何かにぶつけては病院に行きました。
ちょっとでも痛そうにしていたらすぐに病院に連れて行かないと、緑内障を起こす事もあるそうで、医者からも「早く連れてくるように」と言われてました。
残念ながら年取ってからは両目とも白内障になりましたが、それでも家の中はそれほど問題なくすごしてました。
散歩もまぁ、大丈夫でしたが、暗いのはダメでした。
明るくないと足元がまったくわからなくなるようで、立ち尽くす事もありました。
それと物がはっきり見えないので、目の前をサッと何かが動くとビクっとします。
シーズーに限らず、目の大きなワンコはこのあたり気をつけないといけませんね。
皮膚病もシーズーには多いようですが、ウチのコは若い頃、やたらと手をなめて真っ赤になった事があるくらいです。
なめたからそうなったのか、痒かったからなめたのか、どっちが最初なのかちょっとわかりません。
なめだすと「ダメ」と言って手をきれいに拭くという事を繰り返しているうちに収まって行きました。
赤ちゃんの頃、「このコは鼻の穴がふさがってるので広げる手術をしないといけないかも」とも言われました。
他のワンコの写真を見ると確かにちょっと鼻の穴が小さいなと感じます。
まぁ、結局はそうする必要は無かったのでよかったですが、ちょっと鼻が詰まって呼吸が苦しそうな事が多かったかも。
これもシーズーのような鼻ペチャワンコには多いらしいです。
最大の病気は僧房弁閉鎖不全。
シーズーのような小型犬には多い心臓病だそうですね。
ウチのコは12歳頃に発症し、これが引き金となって亡くなりました。
最初はカゼでもひいたようにセキをしだし、それが長引く。
病院に行ったら僧房弁閉鎖不全と判明。
ウチの近くでも当時のウチのコより若くこの病気を発症し、直ぐに亡くなったコがいたのでかなり心配になりました。
その日から亡くなるまで、ズーっと薬の日々。
でも彼はそこから5年も踏ん張りました。
ひどいときは一日中セキ込んでいたのが、数ヶ月もまったく無症状になった事もあり、「治っちゃった?」と思う事もありました。
ただ、この病気のせいで腎臓が悪くなってしまい、獣医さんからは「いつ何があってもおかしくない」とも言われていました。
結局、そうなってしまいましたが…
腎臓疾患が進むと、気分が悪くなりよく吐きます。
体力がある内は、吐いても直ぐに立ち直り水を飲んだり食事をしたりできますが、体力が落ちてくると吐いたものが鼻につまり呼吸困難を起こすようになりました。
普段、出さないような悲鳴を上げて、目を見開き頭をのけぞらせて倒れこむ事もあります。
これは驚きます。
もう死んじゃうんじゃないかと。
後、心臓が悪くなると、血の巡りも悪くなります。
こうなると、手足が冷えて来ます。
こんな状態で、冬場の寒い時に散歩に行くと一気に体調が悪くなります。
なので、冬場は犬用ブーツを履かせて散歩に行ったり、室内でも靴下を履かせるなどした方がいいと思います。
薬についてですが、飲んでいたのは粉薬と錠剤でしたが、これを飲ませるのに苦労しました。
錠剤をおかず代わりのささみの間に挟んであげると、いったん口の中にいれちょっと噛んでから錠剤だけうまいこと吐き出す技を身に付けられてしまい(^^;
粉薬も色々な食材にまぶしてやってみますが、違和感があるらしくすぐに横に吐き出してしまう。
結局、正解は見つかりませんでした。
ただ、比較的成功したのが豆腐にまぶす事。
以前TVで”おからを食べない犬はいない”という事をやっていたのでそれを試そうとしたんですが、スーパーなんかで売っているおからは、人間用に色々な食材が混ざっていて、特にたまねぎが入っている場合が多く、これはあきらめました。
じゃあ、おからっぽいものは、という事で、豆腐を使ってみました。
これがかなりうまくいきました。
たまにちょっと顔を背ける事がありましたが、辛抱強くあげているとあきらめて食べてくれました。
大豆ってワンコに何か食べたい欲求を沸き起こす成分とかあるんですかねぇ。
粉薬などは水に溶いてスポイトで直接飲ませると言う技を使ってる人もいるようです。
まぁ、これが一番確実かもしれないですが、その役をやってる人は嫌われそう。
ウチでは母が薬当番をやってましたが、その内、母からもらう食べ物はすべて疑うようになってしまい、人犬関係がちょっと悪化しました(^^;
それでも母に対して「何かくれ!」とおねだりする。
で、何か与えると「これ大丈夫?」と横に置いたりする。
薬の与え方は苦労してる人、結構いるんではないでしょうか?
根気良く、これはという方法を見つけて行くしかなさそうですが、豆腐屋の混ぜ物なしのおからは可能性高いと思います。
これ以外の病気・ケガはあまり記憶にないですね。
まぁ、散歩帰りに何かで足を切ったかして血が出てた事はあります。
仮病もあった(^^;
ウチはペット保険には入っていませんでした。
そうした方が安く治療できたかもしれませんが、通っていた獣医さんは、休みの日の臨時診療でも特別料金など取らない方だったので、金額についても治療についても文句を言うどころか、大変感謝してます。
ウチの場合、思い返すと色々と恵まれていたように思います。
ワンコ自身も丈夫だったし、獣医さんも良心的でした。
長生きして楽しく一緒に暮らす。
いい思い出です。
[おまけ動画]
目の手術後でエリザベスカラーを付けてるところ2つ。
機嫌が悪いです(^^;
(携帯動画なのでちょっと画質悪し)