2010年発表。
新書1冊、236ページ
読んだ期間:2日
[あらすじ]
前巻の終わりに北朝鮮軍が放った弾道弾ミサイルの飽和攻撃にさらされた日本は、米軍の協力もあり大半は迎撃するものの、ダーティ・ボムを搭載したミサイルは札幌に着弾。
札幌は核汚染のため隔離される事に。
多大な被害を蒙った日本からの協力を得るため、政府の瓦解した韓国政府を代表して、駐日韓国大使は対馬侵攻を謝罪し日本の協力を求める。
朝鮮半島では釜山奪回のため残存韓国軍と自衛隊が協力し反攻作戦を実行に移す。
相手は北朝鮮軍のエリート中のエリート、伝説の821部隊!
核弾頭は無かったもののダーティ・ボムで札幌は壊滅状態。
韓国からの明確な謝罪を得たものの被害は大きい日本。
完璧な準備の下、あっという間に朝鮮半島を制した北朝鮮軍への反抗にサイレント・コアがまたまた新兵器投入。
超小型ラジコン無人偵察機「天山Ⅳ」にEMP爆弾ウィロー、さらにゴキブリ型小型偵察ロボット、バグ。
韓国軍も空中での自動爆発可能なグレネードランチャー搭載ライフルK11や70口径40ミリ機関砲搭載のK21装甲戦闘車を投入。
北朝鮮の釜山侵攻部隊を撃退し、金海国際空港を確保。
ソウルではレジスタンスを組織しての抵抗を企画するも、北朝鮮にはまだ飽和攻撃可能な弾道弾があり。
アメリカも少しは協力しているものの、在韓米軍基地にも被害があったにも関わらず、それほど大きな貢献をしてない米軍はどう扱うつもりかがちょっと疑問な本書はこの後どうなるのか?
出来ればいつも活躍の場が無いとぼやいている司馬さんに、疲れきるくらいの活躍の場を与えて欲しいものです。
