スイスのフォーク・メタル・バンド、エルヴェイティの4枚目のアルバム。
と言っても、このバンドのアルバムを聴くのは今回が初めて。
そもそもフォーク・メタルっていうのも良く分かってません。
wikiによれば「民族音楽を取り入れたメタル」だそうな。
ただ、本作の印象は、メロディック・デス+民族楽器+女性ヴォーカル+混声コーラス。
ネイティブ・アメリカンっぽいメロディがあったりもしますが、基調はメロディック・デスなので、この辺り結構聴くわたしとしてはそれほど違和感なく楽しめました。
フィドル、ハーディ・ガーディというあまり聞き慣れない民族楽器がかなりの存在感で使われているので、これがアクセントになっています。
このアルバムで印象に残ったのはタイトル曲の②「Everything Remains As It Never Was」と⑫「Lugdunon」の2曲。
②「Everything Remains As It Never Was」は比較的ストレートなメロディック・デス曲ですが、変わった楽器が使われていてかなりのインパクトがあります。
パイプ系の楽器ですが、音の印象を分かりやすく言うとNHK教育の「できるかな」にでていたゴン太くんみたいな感じ(^^;
ちょっと無理があるかな。
⑫「Lugdunon」はこのアルバムの中では特に異質な印象が強い曲で、デスではなく、何と言うか表現しづらい曲ですが、実はこの曲が一番気に入りました。
とにかく変わってる。
全体的にハイレベルなアルバムですが、難点を言うとインストの多さでしょうか。
ボーナス込みで全15曲中6曲がインスト。
歌メロ重視派のわたしとしてはちょっと多いなぁ。
ただ、インストにしてもレベルは高いです。
