元マノウォーのドラマー、ライノとメガデスのベーシスト、デイヴィッド・エレフソンを中心にして結成されたエンジェルズ・オブ・バビロンのファースト・アルバム。


ドラムソロで始まる1曲目あたりはいかにもドラマー主体のバンドっぽいですが、ドラムはそれほど前面に出ているわけでもなく、どちらかといえばキーボードの方が目立ってる。

曲調は全体通して正統派HM、ちょっとプレグレっぽい感じ。
マノウォーのような男臭さバリバリではないです。
サビの部分の繰り返しが結構多く、くどい気もします。
以下、耳に残った曲をご紹介しますと、


④「Tear Out My Heart」の後半にあるエモーショナルなギターソロから続くフェードアウトは結構良い。
⑧「The Remnant」は環境音楽っぽいインスト。
⑨「Angels Of Babylon」はバンドのテーマ曲と言った本アルバムのハイライト。
⑪「House Of Pain」は日本盤ボーナスですが、女性ボーカルとのデュエット曲でちょっとポップなナンバー。


本アルバムではパワーのあるヴォーカルのデイヴィッド・フェフォルトと王道の早弾きギタープレイを聴かせるイーサン・ブロッシュが出色。
他が悪いとは言いませんが、彼ら2人が今まであまり聞いた事の無いアーティストだったので、これからの活躍に期待したいです。


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