南條範夫氏の時代小説「駿河城御前試合」の漫画化作品。
徳川家康の孫で家光の弟、徳川忠長=駿河大納言が命じた真剣による御前試合を描いたのが原作。
全11試合、22人の剣士たちの壮絶な死合いが展開されますが、
本書ではその内の第1試合の剣士、藤木源之助と伊良子清玄の因縁を描いてはや14巻まで来てしまいました(^^;
原作では40ページ弱で終わる試合ですが、漫画の方はまだ試合が始まってません(^^;
やっと次巻からから試合が始まるようですが、一体、どの程度まで原作を描くのか?
このままのペースで全試合やったら160巻を軽く超えてしまいそうですが…
まぁ、せいぜい2試合くらいで終わらせるんだろうかなぁ…


ちなみに原作は540ページ。
出てくる剣士たちは一癖も二癖もある者ばかり。
今、漫画で描かれている二人は、盲目と隻腕だし、がまがえるのような容貌だったり、究極のドMだったり…
文章自体はどちらかというとほのぼのと淡々と書かれているのでそのギャップもおもしろい。


漫画担当の山口貴由氏はポール・バーホーヴェンばりの人体破壊描写がすさまじく、慣れない人が見たら気分悪くなります(褒め言葉です)。
残虐シーン満載の本書ですので、切り株ホラー好きな人にはオススメ。



アルバレスのブログ