ひょんな事から女子ボクシングの世界に飛び込んだ18歳の秋野おこめのサクセスストーリーギャグ漫画。
今回は中心は世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。
チャンピオン天海ルビーと挑戦者ウン・スジ戦。
おこめはこの試合の次の東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチでチャンピオンのホー・ボサンと戦います。
が、これは次の巻かな?
天海は減量が間に合わず、歯を削ってまで戦いに臨みます。
もう一つ力が入りにくいルビーは無理して1ラウンド3ダウンをねらいますが、スジの卓越した反射神経は徐々にタイミングを合わせられ、ついに得意のカウンターを決められ逆にダウンを奪われます。
果たしてルビーは防衛を果たすのか?
なかいま強氏の代表作というと「わたるがぴゅん!」でしょうが、わたしにとっては「うっちゃれ五所瓦」です。
廃部寸前の高校相撲部で一人残った五所瓦が高校最後の思い出に団体戦を戦いたいと、運動部を回って臨時部員を募り、インターハイ出場を目指すという話ですが、出てくるキャラ全てが面白く、タイミングよく繰り出されるギャグが絶妙で非常に面白かった。
その後、あまり読んでなかったですが、久しぶりに出会ったのがこの「ライスショルダー」。
ここには「うっちゃれ五所瓦」と同等のセンスがあって大変面白いです。
岩手の田舎生まれで訛りバリバリでおっとりした性格でありながら190cm以上、90kg以上という類まれな体格とそこから生まれる男子ボクサーの腕をもへし折る破壊力を持った秋野おこめというキャラが実に絶妙。
脇を固めるサブキャラも色々なタイプがありバリエーション豊富。
試合中でもバンバン繰り出されるギャグもテンポが良いのでスピード感を損なわない。
最近、発売されるのが楽しみな本の一つです。
今後、おこめがどう世界に羽ばたいていくのか、どんな対戦相手とぶつかるのか期待大。