カイ・ハンセンの衝撃のハロウィン脱退からガンマ・レイ結成。
そこから既に20年とは隔世の感がありますねぇ…


で、その20年の歩みを飾る10枚目のアルバルがコレ。


ガンマ・レイというと、ここ数年のヘヴィ&ダークネスな曲調はあまり好きじゃないので正直評価が下がりつつあったんですが、本作は基本的に原点回帰の傾向にあり、かつてのメロディック路線な曲が多く、ちょっと安心。
どこかで聴いたような気もする曲がちょこちょこありますが(アイアン・メイデンの「Fear Of The Dark」のイントロみたいなのとか)、まぁ、許そう。


マイケル・キスクがヴォーカルをとる2曲目の「All You Need To Know」はハロウィン時代からのファンとしてうれしい限りですが、彼の持ち味だったハイトーンは聴けなかったのは残念。


アルバムの最後に静かなバラード(中盤は変わったノリになる)を配するところなんかは結構構成にも気を使っているようです。
が、その後、日本版ボーナス2曲があるのでそんな構成は無視されますが…
ボーナス2曲は、まぁ、あってもいいし無くてもいいしという感じ。


ちなみにガンマ・レイというバンドの日本で一番有名な曲は、ファースト・アルバム「Heading For Tomorrow」のタイトル曲の「Heading For Tomorrow」。
"We are heading for tomorrow but we don't know if we're near … " という男性コーラスの出だしで、ボクシング元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの鬼塚勝也の入場テーマソングになってました。
また、その関係からか、格闘技系のBGMなんかにも使われてます。
この曲は14:30という大曲ですが、恐ろしく中だるみしてて5分は無駄にしてる。
もっと絞ってもらえたら、もっと名曲になったのになぁ。
まぁ、好きな曲ではありますが。


ガンマ・レイのジャケットデザインは大体こんな感じ。
裏ジャケはジューダス・プリーストの「PainKiller」みたい。

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