去年、YOU TUBEを巡ってた時にたまたま見つけたのが、「大逆転将棋」というNHK-BS2で毎年放送されている将棋バラエティ番組の1コーナーのプロ棋士の反則特集。
2005年と2006年の放送回でやってたようですが、将棋に詳しくないわたしでも大爆笑しました。
プロと言えども人は人。誤りを犯すのはしょうがない。
しかも時間制限もあるわけであせれば間違いを犯しやすい。
とは言えプロはプロ。
そんな人たちが犯す誤りは、、、申し訳ないけど笑えます。
では2006年の回で発表された反則ランキングを。
第5位:成り間違い
敵陣の3つ目のマスまで行くと駒を裏返して成る事が出来ますが、4つ目なのに成ってしまったというやつ。
アマチュアだと結構あるみたいですが、プロでもやっちゃう。
第4位:角(馬)筋間違い
角(馬)は前後左右の斜めにズーっと進めるわけですが、その行き先で筋を間違えるというやつ。
これもアマでは良く見かけそう。
第3位:自爆王手、王手無視
そこに行くと王将取られちゃうとか、その駒動かすと王将取られちゃうという、正にそれをやってしまうやつ。
ある意味降参って事かも。
第2位:二手指し
自分が指してから相手が指す前にもう一回指してしまうやつ。
アマなら気づかれずにやれば得した気分になりますが、プロだと棋譜書く人など監視してる人がいるのでばれないわけが無い。
第1位:二歩
歩のある筋にもう一個歩を指してしまうやつ。
二歩は二手指しの倍発生しているのでもうダントツに多い反則。
まぁ、プロでもアマでもやる事は同じですね。
ただ、プロでやった中でも凄いのが、歩の直前に歩を重ねたやつ。
歩が二つ並んだ姿を見た時はどんな気持ちだったんでしょうか。
(3つ並べばジェットストリームアタックか!)
それ以外に面白かったのも幾つか紹介。
・成銀打ち
銀が成った時の裏の文字で、金に似た感じの字のやつがありますが、手駒の銀の裏側を直接盤面に打ち込んだというやつ。
打った瞬間にもう成ってる。スピード将棋?
・成駒斜め引き
成った駒は金と同じ動きが出来ますが、金は斜め後ろには動けません。
ところが思わず斜め後ろに動かしてしまったという反則。
・後手先指し
先手後手を決めて駒を並べて「よろしくお願いします」と頭を下げた後で、先手が第一手を考えている最中に後手が先に指してしまったという反則。
何が凄いってその一手指しただけで反則→試合終了という即効性でしょう。
勝った方も負けた方も移動時間の方が圧倒的に長かった、何だったんだろうって感じでしょうか。
棋譜にどう書かれているのか見てみたい。
ちなみにプロ棋士の中で最も反則負けの多いのが淡路仁茂八段だそうで、通算7回やってるそうです。
米長邦雄永世棋聖からは「永世反則王」の称号をもらってました。