ついに大晦日。
という事で、今年、読んだ本総括をします(^^)/


読んだ本は以下のとおり(読んだ順)


マイクル・クライトン「アンドロメダ病原体」
ポール・アンダースン「タウ・ゼロ」
スティーヴン・キング「骸骨乗組員」
ドゥーガル・ディクソン「いま恐竜が生きていたら」
ドゥーガル・ディクソン「アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界」
エイミー・トムスン「ヴァーチャル・ガール」
大石英司「北方領土奪還作戦7」
ダン・シモンズ「ザ・テラー-極北の恐怖-(上・下)」
アン・マキャフリィ「歌う船」
アン・マキャフリィ&マーセデス・ラッキー「旅立つ船」
ダン・シモンズ「イリアム」
ダン・シモンズ「オリュンポス(上・下)」
ASIOS「謎解き超常現象」
J.G.バラード「楽園への疾走」
ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの霊感」
ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖(上・下)」
コニー・ウィリス「犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(上・下)」
フランク・シェッツィング「深海のYrr(上・中・下)」
コニー・ウィリス「ドゥームズデイ・ブック(上・下)」
ヴァーナー・ヴィンジ「レイボーズ・エンド(上・下)」
大石英司「首相専用機を追え!蝶紋島極秘指令」
大石英司「女神のための円舞曲」
ジェイムズ・P・ホーガン「創世記機械」
ジェイムズ・P・ホーガン「ミクロ・パーク」
コンラート・ローレンツ「人イヌにあう」
ジェイムズ・P・ホーガン「時間泥棒」
L.ファン・ハルティンクスフェルト「ヨハネの黙示録」
ロバート・チャールズ・ウィルスン「無限記憶」
カール・セーガン「悪霊にさいなまれる世界 「知の闇を照らす灯」としての科学(上・下)」
ジャック・ヴァンス「ノパルガース」
ジョン・アシュトン「奇怪動物百科」
ピーター・プレストン「51番目の州」
ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
ジョアン・フォンベルク、ペレ・フォルミゲーラ「秘密の動物誌」
荒俣宏「新帝都物語(上・下)」
ヘンリー・デンカー「復讐法廷」
ルイス・キャロル「ふしぎの国のアリス」
大石英司「対馬奪還戦争1~2」
オリヴァー・サックス「妻を帽子とまちがえた男」
アイザック・アシモフ「空想自然科学入門」
ホメロス「イリアス(上・下)」
ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの受難」
スティーヴン・ハンター「黄昏の狙撃手(上・下)」
巨椋修「ビックリ!おもしろ聖書物語」
W.ストリーバー、J.W.クネトカ「ウォー・デイ」
ドン・ウィンズロウ「犬の力(上・下)」
ホメロス「オデュッセイア(上・下)」
クイントゥス「トロイア戦記」
ダン・シモンズ「夜明けのエントロピー」
ダン・シモンズ「ヘリックスの孤児」
別冊宝島「驚異!透明標本 いきもの図鑑」


以上、51タイトル/66冊。


2008年よりも若干少なくなってます。
これはひとえにダン・シモンズの「イリアム」「オリュンポス」という大作を読むのに時間が掛かったため。


では2009年ベスト5+α!


第1位:ダン・シモンズ「イリアム」


去年に引き続き、ダン・シモンズが2年連続1位を獲得!
シモンズという作家からはもう逃げられそうにありません。
「イリアム」「オリュンポス」のシリーズは未解決部分がかなり残ったままであるにも関わらず、
その圧倒的な面白さがその欠点を凌駕しました。
特に「イリアム」の極限までに盛り上がるラストを読んでいると、思わず「ウォー!」と声を上げそうになるほど。
できれば続編なり外伝などで少しでも未解決部分を解消して欲しいところ。
文庫化されれば買ってしまう可能性大。
2010年は何か新作にめぐり合えるのでしょうか?


第2位:ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖(上・下)」


シリーズ3部作の1作目となるのが本作。
すでに2作目の「無限記憶」も発売済みで当然読みました。
内容はいつかブログにUPしたいと思いますが、とにかく着眼点の奇想具合は絶品。
どういう幕引きをするのか楽しみです。


第3位:コニー・ウィリス「ドゥームズデイ・ブック(上・下)」


読んだ本リストの2つ上にある「犬は勘定に入れません~」と同設定の1作目となるタイムスリップ物小説。
「犬は勘定に入れません~」は喜劇ですが、本書は悲劇と全く対象的な作品。
ガックリ肩を落としそうになる無力感に、涙なくしては読めません。
これもいつかブログにUPしたい…


第4位:ドン・ウィンズロウ「犬の力(上・下)」


本作の詳細はブログにUPしたのでそちらを見て頂きたいのですが、とにかく感情を揺さぶられた作品です。
登場人物それぞれの人生の痛み、苦しみ、哀しみ、愛が見事に描写されています。
無慈悲な死にあふれた本作ですが、テーマの重苦しさを乗り越えて4位にランクインしました。


第5位:ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの霊感」


「オッド・トーマス」シリーズの1作目。
2作目「オッド・トーマスの受難」についてはブログにUPしていますが、主人公オッドの自然と応援したくなるキャラが絶妙です。
霊が見える事以外は全く特別なところの無い内気な青年が何とかがんばる姿は感情移入しやすく、
そんな彼が巻き込まれる悲劇は涙を誘います。
今後も続くこのシリーズとは長い付き合いになりそうです。


次 点:ヘンリー・デンカー「復讐法廷」


個人的に全く読んだ事のない法廷劇というジャンルの本作を次点としました。
圧倒的に不利な状況の被告を救うためにとられる奇想天外な作戦。
決して絶対ではない法律の不備を考えさせられる作品でした。


今年は、前半に比べ後半は何を読もうか迷ったので毛色の変わった本の比率が上がってるのが分かります。
今の時点で、来年何を読もうか既に迷ってる(^^;
また、古典回帰をしようか…
この休みで色々探してみようと思います。
これは!という本がありましたらご紹介、お願いします!
(できればサイバーパンク物とP.K.ディックは苦手なのでそれ以外で(^^;))


では、わたしのブログに足を運んで下さった方々、本年はありがとうございましたm(__)m
また、来年もよろしくお願いします(^^)/