かつて読んだ本シリーズ第5弾。
1991年刊行、2007年に文庫化。
読んだのは文庫の方。
アーマイゼンハウフェンという異端の動物学者が集めた、数々の不思議な生き物の記録の紹介本。
という設定の架空動物誌。
アーマイゼンハウフェンの生い立ちから始まり、23種の不思議動物の写真と観察日記などが、
詳細に、リアルに紹介されています。
出てくる不思議動物は、表紙に出ている6対12足のヘビ状の爬虫類とか、キバのあるウサギとか、
光るゾウとか、体がヒヒのケンタウロスとか。
とにかく、リアルさを追求して、それに成功しているので、まるで本当の事のように錯覚してしまいます。
残念なのは、せっかくの写真が文庫では小さすぎるしモノクロのためよく分からないという点。
また、活字も小さく読みづらい。
やはり文庫サイズは無理があったと思われます。
せめて写真はカラーページにして欲しかった(もともとモノクロ写真だったらしょうがないですが)。