かつて読んだ本シリーズ第4弾。
これは小説ではなく、SF小説の紹介本になります。
当時、あまり造詣の深くなかった海外SFを読もうと思った時にかなり参考にさせていただきました。
SFやファンタジーの翻訳家や研究家の人たちが、1970-2000年あたりの海外SF・ファンタジー小説を、
1タイトル1ページで全201タイトルを紹介しています。
タイトル毎に「奇想・テクノ志向・娯楽性・物語性・神秘性・文学性」の6項目をレーダーチャートであらわしているので、自分の読みたいジャンルの作品を探しやすいようになってます。
また、編者さんの思い入れたっぷりの紹介文も楽しく読めます。
ヒューゴー賞やローカス賞などの受賞作ばかりではなく広く取り上げられているのも良い感じ。
わたしとしては「ハイペリオン」4部作を読むきっかけになった重要な本だったりします。
「ハイペリオン」シリーズだけ2ページでの紹介ですが、まぁ、シリーズと言っても4部作あるので1部1/2ページと言えなくもないです。
本書を参考にして10冊ほど読みましたが、ほぼ外れ無しでしたので、コストパフォーマンスは高いと思います。