先日までは良く読んでる海外作家さんのご紹介でしたが、一通り終わったので、今回から日本の作家さんのご紹介。(海外作家さんは他にも読んでますがとりあえずひと段落という事で)



 

一人めは荒俣宏氏。



 

とはいえ、氏の作品で読んでるのは「帝都物語」シリーズのみ。

 

他にも色々書いてるんですけど、なんとなく帝都のみを選んで読んでます。



 

・「帝都物語」(全12巻)

 

もともとは10巻で終わってたのが映画化などもあり追加で2巻書かれて全12巻になってます。

 

11巻目は太平洋戦争時にルーズベルトを呪殺しようとする大谷光瑞らにちょっかい出す加藤保憲の話。

 

12巻目は満州国で暗躍する加藤保憲の話。



 

・「帝都物語外伝 機関童子」

 

こちらも映画化に伴った原作本。

 

時代は1998年。「帝都物語」という小説に登場する魔人、加藤保憲を現代に復活させようとする奇怪な集団の話。ちょっと変わった設定で、微妙な感じではあります。



 

・「新帝都物語 維新国生み篇」(全2巻)

 

今年になって文庫化された作品。

 

幕末末期に怨霊の国を作り出そうとする加藤保憲とそれを阻止しようとする新撰組土方歳三と平田篤胤門下生たちの激闘を描く話。



 

他にも「妖怪大戦争」にも加藤保憲は出てきますが、あれは「帝都」でないので読んでません。

 

(映画は観ました)



 

本シリーズはなんと言っても加藤保憲に尽きますね。

 

あの稀代の名キャラを生み出しただけで勝ったようなもんです。

 

映画で加藤を演じた嶋田久作氏にも度肝を抜かれました。

 

本人かと思った(^^;



 

このシリーズは歴史上の人物がそのまま出てくるのが面白いです。

 

先ごろ亡くなった森繁久弥さんもちょっとだけ出てきたりします。

 

とにかく「帝都物語」の1~10巻は最高に面白い。

 

めったに読み直ししないわたしでも10巻分一通り読み直ししたほど。

 

逆にそれもあって、その後の続巻はもう一つな感じがします。

 

実際、10巻で決着はついてるわけで、続巻を読んでても「結局ああなるわけでしょ?」というのがどうしても頭の片隅にあるんで…

 

とはいえ氏の着眼点は個性的で、なかなかうならされるものがあります。



 

「新」の方は他にもまだ続いているんでしょうか?

 

色々書きましたが、新刊でたら買うんですけどね(^^;


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