「ネメシス/S.T.X」から7年、オリジナルシリーズメンバーの映画としては18年ぶりの映画。
わたしは、トレッキーと言うほど詳しくはないですが、TVで「宇宙大作戦」を観て以来のスタ・トレ・ファンで、
TVシリーズは「ディープ・スペース・ナイン」と「スター・トレック:エンタープライズ」以外は全話観てますし、
映画は全映画観てます。
なので、今回の映画は大変楽しみだったわけで、そんな時、どうも今までの設定とは異なるという話を聞き、
若干不安になってましたが、感想としては大変面白かった!
カーク誕生からUSSエンタープライズ艦長になるまでがここでは描かれますが、
正史と異なる状況が展開されるのも、スター・トレックお得意のタイムスリップのためなので、
これでは、トレッキーも文句は言えません。(昔から何度もこういった話があったので)
スター・トレックの映画と言うと、演じる役者さんがベテランになるため、どうしても激しい動きが抑えられ気味ですが、今回はみんな若いので、アクション映画としても十分成り立っています。
2時間を超える大作ですが、だれることなく観続けることができました。
(家で寝っころがりながら観てると、たいてい眠くなるんですがねぇ。)
ラストはいつものようにエンタープライズが宇宙に旅立つシーンで終わるんですが、
そのときにゲスト出演しているレナード・ニモイがあの「宇宙、それは最後のフロンティア…」という名台詞を言ってくれ、それにかぶるように「宇宙大作戦」のテーマが流れるというたまらん終わり方。
オールドファンへのサービスも忘れてない。
興行も大成功だったというのもうなずける。
役者と言えば、ドクター・マッコイ役のカール・アーバン、ほんとにディフォレスト・ケリーが若くなったようで、
はまり役。
チェコフは若すぎ、えらいかわいい感じになってた。
カークとスールーはちょっと違うかという気もしましたが、何せ若いんで良しとよう。
スポックはメイクと髪型がああなれば大体似てくるかなぁと思えるし、ウフーラは今回ヒロイン役。
しかもスポックといい仲!うーん、まぁいいか。
ゲスト出演のレナード・ニモイはさすがに老けてましたが、出てくれただけありがたい。
しかも重要な役で。
とにかくこれが成功したという事で、この続編をアナザーストーリーとして展開できれば、
また、スター・トレックも盛り上がってくるのでは?
それはファンとしてはうれしい限りです。