「クラーク」の次は「クランシー」



 

結構、多作な作家で共著もあり、一時期はまっていた事もあるのでそこそこ読んでます。

 

なので今回はいちいち挙げませんが、20タイトル読んでました。



 

「レッド・オクトーバーを追え」を読んだ時は、すごい作家が出てきたぞ、と思いましたが、

 

あっという間にトップ作家の仲間入り。

 

本作を皮切りにした「ジャック・ライアン」シリーズは何度も映画化されてます。

 

確かに当初は面白かったんですが、だんだんと本線よりも伏線に力点を置く書きっぷりが目に付いてくるようになり、

 

アメリカ国内で核テロが起こる「恐怖の総和」では、核兵器の作り方が延々と書かれてスピード感を削いだり

 

(ライアンが大統領命令を覆すという盛り上がるシーンもあるんですが…)、

 

作品名は忘れましたが、ライアンの浮気話(結局誤解で終わる)を長々と追ったり、

 

「その話、必要?」と疑問に思う事もしばしば。

 

ライアンが大統領に就任し、政治的・経済的にガタガタになったアメリカを立て直す「合衆国崩壊」(全4巻)という

 

なかなか面白い作品もありますが、その直前の出来事を描いた「日米開戦」(全2巻)が非常につまらなかったり

 

とちょっとムラがあります。

 

最近久しぶりに読んだ「国際テロ」(全2巻)はライアンの息子が主人公ですが、正義のために自ら人を殺す事までやらせてて、ちょっとどうかなと思いました。



 

個人的には「レッド・オクトーバーを追え」と冷戦時代の第三次世界大戦物の「レッド・ストーム作戦発動」(全2巻)

 

がお勧めかな。