今回は今まで読んだ作家さんについて書きます。




スティーヴン・キング作品で読んだのは以下の6作品。




骸骨乗組員


キャリー


グリーンマイル(全6巻)


セル(全2巻)


デッド・ゾーン(全2巻)


トム・ゴードンに恋した少女




『骸骨乗組員』はスケルトン・クルーという短編集のひとつです。


本書には6作の短編が収録されていますが、その中でもに注目したいのは「霧」という作品。


短編と言っても200ページ以上あり、本書の6割以上を占めているものです。


これは2007年に「ミスト」という題名で映画化されたので観た人も多いかも。


映画と原作はほぼ同じですが、決定的に違うのは絶望的なラストシーン。


映画を観たとき「えぇ~!そんな終わり方あり?」と思ったほど、悲惨なものでした。


映画の方が絶望的というのは珍しいのでは?


最初、映画を観て原作とはラストが違うという話を聞いて興味を持って読みました。


まさしくそのとおりだった。




『キャリー』も言うまでもなく映画化された作品。映画版で主人公を演じたシシー・スペイセクの表情が


本当に怖かったのと、ラストのショックシーンにマジビビった(^^;


原作ではサイキックパワーが映画より強烈で町1つブッ壊してます。




『グリーンマイル』も有名な映画化作品。全6巻ですが、1巻あたり150ページ程度のもの。


映画と違うところは、ジョン・コーフィ処刑後の登場人物のその後が細かく書かれているところ。


特にトム・ハンクス演じたエッジコム主任と奥さんの別れの厳しさが記憶に残ってます。




『セル』は割と最近の作品。「映画化決定!」とか言う記事を見たような気がするけどどうなったんだろうか?


携帯電話を使った人々が次々に理性を失い人々を襲い始め、しまいには組織化されたゾンビのようになって


全世界に広まる。人間性が残っているのは携帯電話を使わなかったごく少数のみ。


主人公は、どこかで生きていると信じる息子を探して道々合流する仲間と旅をするが…


というもの。ほんのわずかな希望を残しながらもむなしいラストを迎えます。




『デッド・ゾーン』も映画化やドラマ化された人気作品。周辺描写(登場人物も含めて)が細かい以外は


映画版と大差無いかな。


ただ、文字で読む事で、望まない力を手に入れてしまった主人公のなんとも切ない寂しさが味わえます。




『トム・ゴードンに恋した少女』は映画化されてませんし、その噂も聞きません。


話の長さや規模も小規模で映像化はしやすそうだけど…


内容は、一人の少女が家族で訪れた自然公園で道に迷い森の中をさまよっていると異様な怪物に遭遇し、


付け狙われるというもの。


ごく日常的な状況があるとき急激に一変する恐怖がうまく描かれていると思います。




今のところ、キング作品はこのくらいです。「ダーク・タワー」シリーズとかも読んでみたいとは思いますが、


さすがにあの長さではなかなか手が出せない…




しかし、字ばっかりだなぁ…