『Chocolate cosmos』その10「忘れない」-1 | 安全地帯好きのブログ

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安全地帯や玉置浩二について好き勝手に音楽のことを書いています。

今回はアルバム『Chocolate cosmos』の10曲目「忘れない」についてです。

「忘れない」
作詞 松井五郎
作曲 玉置浩二

1984年、高橋真梨子さんに
書き下ろした「忘れない」についてです。

松井五郎さんのTwitterより以下引用です。

「27才のあの頃
この未来は
想像もできなかった
今回セルフカバー
ギターだけで
歌われるこの歌
36年も
前の曲でありながら
未だ
歌が生まれた
瞬間の
瑞々しさを
彼のメロディーは
失ってはいない
凄いな。」

引用終了。
引用元です。



元々歌っていた高橋真梨子さんとはかなり雰囲気が異なり枯れた感じです。
高橋真梨子さんも録音し直して、取り直しバージョンは枯れた雰囲気になっています。
最初は恋人との別れを歌った曲かと思っていましたが、人生の終焉を歌った曲に思えてきました。
高橋真梨子さんの最初のバージョンは前者、玉置さんと高橋真梨子さんのセカンドバージョンは後者を感じます。
テンポがゆっくりで、時の流れの緩やかさを感じるのですが、
その一方で、今際の際に一瞬の出来事が走馬灯のように思いが巡るような感じがします。
元歌に近づけるのではなく、
今の玉置浩二ならではの曲に仕上がっています。

頭から「枯葉の舟 河にゆれてた」
「枯葉」は哀愁、ひとつの終わりを感じさせる言葉ですね。
その「舟」にいる自分。
「河」は「川」のように小さな「かわ」ではなく大きな、太い「かわ」、人生全般を表し
あるいは全てをみてきたのでしょうか?
「季節」は春夏秋冬というより人生の出来事を指し示し
時の流れ、時代の変化を感じ
その中では小さな存在。

どれだけの時間がたったのだろう?
「忘れない」
そして「忘れ(たく)ない」
心の片隅に残していたいと…

以前は
2番では心の変化だけではなく
環境の変化が
彼女は街を出て行き
自分も新しい街へと
それでも忘れられずに手紙を…
未練が無いと言いながら
「忘れない」というよりも「忘れられない…」が本当の気持ちかな…
と考えてましたが

今は解釈が変わって
死期を迎えた悲しい別れ

玉置さんのガットギター音数が少なく、
ゆっくりと変化していく感じがします。
そして、歌詞を本当に大切に歌っています。

「忘れない 」と繰り返し歌われると本当に哀しくなってきてしまいます。

つづく

2021年5月4日