安全地帯「あの頃へ」 | 安全地帯好きのブログ

安全地帯好きのブログ

安全地帯や玉置浩二について好き勝手に音楽のことを書いています。

今回は「あの頃へ」です。

何度か書いたことがありますが
今回はコード進行についてです。


「あの頃へ」は色んなKey versionがありますが2010年やオーケストラでの演奏はEm versionで演奏しています。

オリジナルキーはGmでしたのでEmでは1音半さがっています。

コード進行はkmpのギターコード譜を元に書いていきたいと思います。

key=Em
72

Aメロ
「雪が降る遠いふるさと 懐かしい涙になれ」
「Bm7-C△9-Em-Em7/D-C△7-Bm7-Am7-Am7/D-GーF#m7♭5-B7ーC」
「Ⅴm7♭Ⅵ△9-Ⅰm-Ⅰm7/7度ベース-♭Ⅵ△7-Ⅴm7--Ⅳm7-Ⅳm7/Ⅶ-♭Ⅲ-♭Ⅱ#m7♭5-Ⅴ7-♭Ⅵ」
「D-(T)-T-T-(T)-D-SDM-SDM-(SDM)-D-(T)」


①「雪が降る~」
「Bm7-CM9」
「Ⅴm7-♭Ⅵ9」

KmPの弾き語り本では「G6」ですが「Bm7」で弾くのが正しいようです。
ある機会で○○さんから「これコード違うよ」と言われて、暫くした後に「Bm7」のコードを教えて頂きました。
個人的には「G6/B」なのかなという気がします。
「Bm7」の方がA'メロとの比較で分かりやすいと思います。
シングル盤にはベース音の音が入っていない為に特定が難しいです。
「反省」のカップリングバージョンを聴くとベースの音が入っていて「G」ではなく「B」で弾いている気がします。
2010年バージョンはギターのアルペジオ「B」から始まってますね。

「Bm」のドミナントコードで始まりトニックの代理コードの「CM7」で偽終止します。
「雪が降る」で情景を説明して終わっている感じがします。


②続いて「遠いふるさと」はベース音が「ミーレードーシ」と下がっていきます。
落ち着いた感じです。


③「懐かしい~」
「Am7-Am7/D-G」
ベースが4度の強進行
「Am7/D」→「D9sus4」に読み替えることが出来ます。


④「涙になれ」
「F#m7♭5-B7ーC△7」
ツーファイブで最後は代理コードCМ7で終わりここでも偽終止となっています。
柔らかの終止感です。




A'メロ
「春を待つ想いは誰を幸せにできるだろう」
「B7-C△7-Em-Em/D-C△-7-Bm7-Am7-Am7/D-GーF#m7♭5-B7ーC△7-Bsus4-B7」


⑤「春を待つ」
「B7-CM9」
「Ⅴ7-♭ⅥM9」

「春を待つ」のところのコードが肝です。
①の「雪が降る」と似ていますが「Bm7」から「B7」に変わっています。
何故、コードが変わっているのか解りません(^^;
曲を作った時に
元々だったのか?
玉置さんがメンバーに曲を聴かせている時なのか?

「Bm7(シレファラ)」→「B7(シレ#ファラ)」
「ナチュラル・マイナー・スケール(ミファ#ソラシドレ)」から「ハーモニック・マイナー・スケール(ミファ#ソラシドレ#)」に変わっています。

頭のメロディーの音が「レ」から「レ#」に変わっています。
コードの第3音は響きの印象を決める性質がありますので雰囲気が変わります。

「春を~」と聴いた時に「おやっ」っと感じさせるのは、この1音の響きです。

瞬間的に別世界に連れていかれますね。

Bメロ
⑥「あの空はあの風は」
「(B7-)Em7-Am7-D7-GM7」
「(Ⅴ7-)Ⅰm7-Ⅳm7-♭Ⅶ7-♭ⅢM7」
ドミナントモーションでEmを呼び4度でコード安定進行していきます。
「碧い瞳のエリス」のサビの部分と同じコード進行です。


⑦「いまも胸に限りなく」
「F#m7-B7-CM7-Bsus4-B7」
「Ⅱm7-Ⅴ7-♭ⅥM7-Ⅴsus4-Ⅴ7」
④と同じ感じのツーファイブです。
ここでも「CM7」で偽終止します。

⑧「あたたかい あの頃へ」
「Em7-Am7-D7-GM7」
「Ⅰm7-Ⅳm7-♭Ⅶ7-♭ⅢM7」
⑥と同じです。

⑨「君をいつか つれて行けたら」
「Am7-Bm7-CM7-Am7/D-CM7」
「Ⅳm7-Ⅴm7-♭ⅥM7-Ⅳm7/♭Ⅶ-♭ⅥM7」
「ラシドレ」とベース音が上がっていき最後のクライマックスへと



2010年ライヴバージョンはA'メロが変わっていて特徴的です。
2012年やその後はこのメロディーで歌っていないようです。

オリジナル

2010年バージョン
メロディーが全体的に高くなっています。


2019年の甲子園ライヴでも雪が舞っていましたが
北海道の冬を想像させて懐かしい感じがする曲ですね。