こんばんは!久し振りに滋賀へ帰ったんですが、往復4時間という近さに感動したT19です(前は片道4時間半だったし)。
今回紹介するのは、レーベル社の❝ウルトラライト❞シリーズ!小動物の姿をリアルに模した、極小の実力派クランク達です!
クリーククリーチャー
❝小川の生き物❞というとても抽象的な名前で、魚類を模してることは明確でも、魚種が全く判りません。
幅の広い頭、3角形の背ビレ、団扇状の胸ビレが特徴的。アメリカの魚かな?
リップにオモリが埋め込まれたシンキングタイプなのですが、結構な問題児君でして、とにかくバランスが悪い!
1度水を掴めばテールを細かく振ってくれるんだけど、そこに至るまでが大変・・・。
ボトムで綺麗に立つため、下手に巻かず底でコツコツやってる方が釣れたりします(笑)。
長年中古釣具屋巡りしてて出会ったのは1回のみ(それが上の写真の子)。レア度はシリーズトップでしょう。
クリックホッパー
シリーズ中1番知名度が高いであろうバッタ。コイツに助けられた経験のある方は多いのでは?
4センチ、3グラムというサイズで水面を這い、魚種関係無く問答無用でバイトさせる恐ろしいクランクです。
ボディに対してリップがデカいから飛ばないしウォブリングの安定性も低い。
けどそれが、魚から見たら、不器用に水面に墜落してフラフラと溺れているように、生命を宿しているように見えるのでしょう。
管釣り向けのポップな色も少しありますが、バッタ嫌いな人にはマジでキツいであろうカラーが大半(笑)。
弾数はかなり多く、中古釣具屋でもよく、数百円でぶら下がってます。高額なエリアルアーに辟易している方にオススメ!
ティニーウィークローフィッシュ
まんまザリガニなことで有名なクローフィッシュのマイクロモデル。3.8センチ、2.8グラム。
小さくても造形に抜かりは無くて、体の凹凸のリアルさ、中抜きされた2本のハサミ、そしてプリントカラー!
窪みのあるラウンドリップが水を掴み、水面~50センチ程度の水深で泳ぎ回ってくれますね。
ボトムノックさせて使うことはまず考えられないため、ザリガニなんだけど虫パターンに嵌めるのが手堅い扱い方。
高校3年生の受験勉強期間~大学1回生のオリエンテーション期間の忙しい頃、暇を見付けてコイツでギル釣りして、サプライズ的にバスやライギョがHITしてくれたのは良い想い出です♪
ティニーウィーフロッグ
小ガエル。元々ウィーフロッグというカエル型クランクが居て、コイツはそれを縮小したモデルとなります。
クローフィッシュのハサミ同様、下半身を中抜きすることでカエルの曲がった脚を表現する素晴らしいセンス!
ただ、ウォブリングが崩れ易く、殆ど潜らないこともあって、ファーストリトリーブや流水域での使用には向いてません。
それとやっぱり飛ばないですね(笑)。でもよく釣れます。
上陸したてのトノサマガエルやヌマガエルに当てはまるサイズ感なのだから、カエルの多い小さな水路で使いましょう。
地味なカラーしかないのが悔やまれますねぇ。ヤドクガエルカラーとか似合いそうなのに。
バンブルバグ
マルハナバチがモデルのフローティングクランク。3.7センチ、3グラム。
脚、剛毛、複眼を見事に表現したナチュラルプリントに、皺の入った半透明の翅を持つ、シリーズ随一の豪華な造りです!
ハチのくせして大して飛ばず、ひっくり返って落水した場合に立ち上がりが悪くなるのが欠点。
しかし1度泳ぎ始めたら、翅のお蔭で安定感抜群のブルブルアクション!(あまり昆虫らしい動きとは言えませんが)
もちろん真骨頂は、水面でのネチネチ攻撃。その真に迫った波紋で、やる気の無い魚にスイッチを入れることができますよ♪
ハチカラーの他、アブ、コガネムシ、テントウムシ等のカラーも有り。
ヘルグラマイト
日本で「孫太郎虫」や「川百足」と称されるヘビトンボの幼虫がモチーフのシンキングスリムクランク。
海外でもヘビトンボはメジャーな存在のようで、スナッグプルーフやバークレイにもヘビトンボ幼虫のルアーがあったりします。
小さなボディには軟質素材の脚が3対と、8対の突起。ちゃんと目があり、ナチュラルプリントカラーも冴えてますね!
極め付けはお腹に所狭しとモールドされた❝HELLGRAMMITE❞の文字!マイクロルアーらしからぬ情報量・・・。
気合の入った造形の割に使い心地はあんまり宜しく無くて、ウォブリングしたままグルグル回転しちゃう現象が多発。
泳ぎ出しはスムーズだから、ボトムで小刻みにストップ&ゴーが無難な使い方ですねぇ。