こんばんは!朝5時からの早出が続いたり、諸事情あって1000キロドライブすることになったりしてクタクタで、10月下旬はなかなかPCを開けなかったT19です!今日は魚図鑑更新します♪

 

ドンコ(Dark sleeper)

ドンコ科。暗い体色の淡水性のハゼで、大口で頭でっかちな体型が特徴。20センチ程度と、結構デカくなる。
流れの緩い砂底の小川に多く、日中は障害物の中に隠れているが、夜になると開けた場所へ出て来て小魚を捕食する。

アジ用ワームやエリア用スプーンを目の前に通せば豪快に食らい付いてくれる(引きは大したこと無い)。
夜にライト片手に小川の散策なんかをしていると、このドンコはしょっちゅう目にする魚。「こんな所にも?」って言いたくなる小場所にも居る。

寒さに異様に強いらしく、真冬の浅瀬でも平気で活動していて、釣ることもできた

攻撃的な姿をしているが、漢字で“鈍甲”と書く通り、魚にしては動きが鈍臭くとても愛らしい。

メバル(Japanese rockfish)

フサカサゴ科。誰もが知っている目の大きな肉食海水魚。オールシーズン、ジグ~ワームまで色んなルアーによく反応する。
分類的には紛うことなき根魚だが、実際は中層にサスペンドしていたり表層に群れていたりと、ボトムを離れていることの多い連中である。

浅い藻場に棲む赤メバル、磯の荒波を好む黒メバル、湾奥の常夜灯に群がる白メバルの3種類居るが、生息地が被っていることも多く、体色は個体によってまちまちだから、ヒレの数を細かく数えないと断定は難しい。

1番見分けやすく大物率が高いのは黒メバルで、全体的に黒っぽいことに加え釣り上げた時は背が青い。
島根半島でヒラスズキを狙い、磯のサラシ撃ちを何度かやったことがあるのだが、その際釣れたのは良型の黒メバルばかりだった。

スズキ(Japanese sea bass)

スズキ科。ソルトウォータールアーフィッシングの代表的な存在で、サイズによって呼び方が変わる出世魚。
しかも地方名が多くて紛らわしいため、取り敢えず「シーバス」と呼ぶのが1番楽(どの地方でも、何センチでも、シーバスはシーバス)。

銀色のシャープな体型と、一目で肉食魚と分かる顔付きがとても格好良く、味も頗る美味しい。
磯、サーフ、港を始め、(川をガンガン遡って行く習性があるから)ナマズが居るような淡水域でも釣ることができる。

ルアー初心者でもバイブレーションやミノーを巻き続けていればポロっと釣れる手軽さが人気の魚だが、本気で数とサイズに拘るなら、季節の変化やベイトの動きをしっかり読む必要があり、相当に奥が深い釣りとなる。

コイ(Carp)

コイ科。1メートル前後の筋肉質な体に大きな鱗を持ち、寿命は数十年。汚れたドブから山地の清流まで、どこにでも適応するタフさ
HITしたらバスとは段違いな凄まじいパワーでアングラーを翻弄する、正に淡水魚の王様。

貝、魚、虫に水草、都市部で人馴れしている個体はパン屑や麩なども好んで食べている。
悪食故、たまにルアーに接近して吸い込んでしまうことがあり、特に野池で虫を食べている個体がトップに出るパターンが多い。

歯の無い丸い口をパクパクさせる姿は愛嬌があるのだが、喉の中に屈強な歯を持っていることは有名。

誰かに捨てられたと思しいカラフルなニシキゴイが野生化している光景も、あちこちでよく見掛ける。

シモフリシマハゼ(Shimofuri goby)

ハゼ科。大きくなっても10センチ弱という小型種。中海沿岸の岩場を凝視していると、コイツ等がひょっこり現れる。
同じエリアにはウロハゼという大型種が居り、ウロハゼに追われて必死に逃げる本種を何度か見たので、どうやら敵対関係な模様。

あと、アカエイやテナガエビからも逃げ回っていた。敵が多い割に警戒心は無く、よっぽど近付かない限り逃げない。
普通のルアーで狙うには小さ過ぎるため、テナガエビ仕掛けにワーム片を付けて沈めてみたところ、喜んでバイトして簡単に釣れた。

物凄くそっくりな『アカオビシマハゼ』という魚が居るが、シモフリシマハゼは喉元まで白い斑点が、それこそ霜降り肉の如くビッシリあることで区別できる(アカオビシマハゼの白斑は頬にまばらにある程度)。

ヨメヒメジ(Freckled goatfish)

ヒメジ科。オジサンと同じ仲間であり、下顎から伸びた黄色いヒゲがチャームポイントの小魚。

鼻先から尾ビレまでを貫く太い筋模様があることで、普通のヒメジと容易に区別することが可能である。

大学時代に沖縄へオオウナギを釣りに行った時、「せっかく沖縄来てるんだし海もちょっとやってみるか」と、港にて足元に毛針仕掛けを落とし込んだらコイツが1本釣れたのみで終わった。

当時は「南国っぽい魚が釣れた!」と喜んでいたが、実は茨城県以南の太平洋であれば、割とどこにでも居る魚だったらしい。
ヒゲの位置からして、ニゴイのようにボトムでエサを漁る生活を送っている模様。