こんにちは!仕事溜めちゃってるだらしないT19です。今日はホッグ系・・・と言ってもワームのジャンル分けは難しいものです。

一般にホッグとはクローワームの亜流体みたいな存在ですけど、ここでは便宜上、クローリザードバグの他、モチーフの生き物がよく判らない複雑なデザインのワームをひっ包めて“ホッグ系”として紹介します!


サリーマンダー(ヤム)

ただでさえ曲者感が強いリザードの中で、更に特異な姿をしてる孤高のリザード。

多くのリザードの手足と尻尾がカーリーなのに対し、コイツのそれはシャッドテールになっています!

「こんなんちゃんと動くのか?」と思えてしまうんですが、泳がせてみたら手足と尻尾を激しく捻ってブルブル水を掻き、同時にボディも振動。
全身のラメがネオンサインの如く明滅して、ズバリ、下手なプラグよりキビキビ動いてアピールしてくれます♪

着底すると、逆立ち姿勢からゆったりとボトムに張り付くような、イモリ顔負けのデリケートな演出。
パッケージにはワームと共に塩の粒がみっちり入っていて、塩漬け状態で売られているのがいかにもアメリカン(笑)。

ダートドゥグ(ネットベイト)

小さな頭部には申し訳程度にヒゲとハサミがあり、胴は細く、そして長いシャッドテールを2本持った、何がモチーフなのか、どうジャンル分けして良いかよく分らない奇怪なワーム。パカクローで有名なネットベイト出身。

2本のテールは長さ、太さに対して水を受ける部位が小さ過ぎて、アクションはかなり控えめ
私は上の写真のように、頭からフックを通して巻物チックに使ってたんですが、実はこの使い方は間違いなのです(笑)。

ネットベイトからこのワーム専用のジグヘッド針が出ているので、それをコイツの股間から刺して、2本のテールを仰け反らせつつ這わせるのが正しい使い方なんだとか。私は専用フック買ってまで使い倒す熱意は無かったんですが、間違った使い方でも一応釣れました。

バイズクロー(ベイトブレス)

清水盛三プロが手掛けた名作クローワーム。長細い胴にハサミとヒゲが1対。脚が無い代わりに獣毛が植え付けられているのが特徴。
かつては琵琶湖岸を歩いていたらしょっちゅうコイツの残骸が落ちていて、ユーザーが相当多かったんだと思います。

パッケージを開けたら実にエビっぽいリッチな匂いが広がります。軟らかく塩入りのボディ素材もあって、魚が喜んで食べてくれますね♪
アクションですが、ハサミは細かく振動するものの大きくバタつかず、比較的大人しめな印象。

着底後の倒れ込みも速く呆気無いし、ボトムでネチっこく動かすのには向いてないかも。

よく釣れる代償として、毛がどんどん抜けていくのと、ボディがすぐに裂けてしまうのが玉に瑕。

バグアンツ(エコギア)

これはバサーよりも海のロックフィッシャーが絶大な信頼を寄せるクローワームですね♪
4対の脚と、ハサミとヒゲが1対。脚は水を受けてピリピリと震え、ヒゲは僅かなロッドワークにも反応してはためいてくれます

ハサミは思ったほどフレアしなくてちょい残念ですけど、このハサミがあるからこそ魚が「エビだ!」と認識してくれるトレードマークなわけですし、実際カサゴ、クロソイ、ムラソイの反応は極めて良好

臭いはあまりキツくないし、味もほんのり塩気がある程度。カラーチャートは、派手系よりも暗く目立たないナチュラルな色合いが多めです。
ノーマルモデルの他、ライトロックに照準を絞った“カサゴ職人”、食わせに特化した“熟成アクア”といったモデルも有り。

ビックスパイダーマイクロ(ガンクラフト)


ガンクラフトのリアルなクモ型ワーム。脚の数が2対多いように見えるけど、上顎と触肢だと考えたら矛盾しません。

ボディには無数のシワやリブが刻まれ、たった5センチのチビワームとは思えない存在感です♪

 

マス針チョン掛けで表層をふらつかせたら、どう見てもクモ!ジグヘッドリグでボトムを這わせたら、下手なスモラバよりアピールします!

脚は一瞬フレアしてすぐに元の姿勢に戻る、艶かしさよりメリハリを重視した、ホントにクモのような動きですね~。

 

私は山陰のテトラの穴釣りでコイツを使ったんですが、カサゴとムラソイが入れ食いになって、速攻で1パック消費しちゃいました(笑)。

人気なのか置いてる店は多い印象で、値段も6匹入り750円とまぁ手頃。カラーは虫系からエビ系まで豊富。

マッドドッグ(ランカーシティ)

スラッゴーで名の知れたランカーシティ出身の、9インチのデカリザードワーム。名前は“泥のサンショウウオ”の意味でしょう。
平べったいボディと、伸ばせば体より長いワイドカーリーテールが水中でかなりの存在感を発揮!

とにかく尻尾の暴れ具合は凄みがあって、スイミング中の水押しは言うまでもなく、着底後に他のパーツが停止した後も、この尻尾だけは静かに蠢いております!手足も短い距離でしっかりピロピロアクション。

ボディにスリットがあるためフックセットし易く、針持ちも良い。デカバス狙いの駒として本気でリザードを使いたい方にオススメ!
巨大なカーリーテールが空気抵抗になるからか、大きさの割に飛ばないのが唯一の弱点。