最近、安いキャプチャーボードを買ったので動作確認をしていました。
こういうやつ。
左側:約2000円(2024年5月現在)
右側:約6000円(2024年5月現在)
結論から言うと、ちゃんと使えました。
ケーブルをつないでカメラ側の電源を入れるだけなので、特に難しい準備は不要。
OBSなどのソフトで表示させると少し遅延はありますが、それほど気にならない程度。
写真の2種類を試しましたが、おおよそ同程度の性能という印象です。
写真右側のものはパススルー出力が付いているので、ゲーム配信などをしたい方は右側のものがオススメです。
ちょっと手元を移したり動画を取り込む程度なら、写真左側のもので十分だと思います。
手持ちのカメラで確認していたのですが、色々と気づいたことがあるのでついでにまとめておきます。
確認に用いたカメラたちはこちら。
- 一眼レフ :α33(2010年9月発売)
- コンデジ :PowerShot SX620 HS(2016年5月発売)
- ビデオカメラ :ivis HF R72(2016年2月発売)
まずコンデジの場合。
キャプチャーボードにつないで電源を入れても、OBSの画面は真っ暗なまま。
撮影した写真を見る画面に切り替えると、その画面が映りました。
どうやらこの機種はwebカメラのような使い方はできないようです。
次は一眼レフ。
こちらは電源を入れるとOBSの画面にカメラから見た映像が映し出されました。
ただし、カメラ側に表示されている余計なものまで映ってしまいます。
色々と設定を見直しましたが、消すことはできませんでした。
最近の機種だとできるのかもしれない。
最後にビデオカメラ。
こちらも電源を入れるとOBSの画面にカメラの映像が映し出されました。
設定を色々と触ると、画面に映っている余計なものも映らなくなりました。
私の手持ちのカメラの中では、これが一番融通の利く一品でした。
手持ちのもので実験した後、少し調べてみたのですが、機種によって画面の取り込みが出来たり表示を消せたりするようですね。
単純に、コンデジだからダメ、ビデオカメラだからOK、というわけではないのでご注意ください。
最近のものであればPCと接続することを想定しているものも多いと思いますが、古いカメラを使う場合は思い通りにならないかもしれません。
格安キャプチャーボード、気になっている方は1つ持っておくと何かの役に立つかも?
(2024.5.31 追記)
iPhoneから出力した映像を取り込むことができるようなのでやってみました。
iPhoneとHDMIケーブルを接続するためのコネクタを購入する必要はありますが、取り込みが出来ました。
こういうやつ。
私は純正品を買いましたが、上記のような類似品は1000円くらいで売っています。
ケーブルのほうをiPhoneに刺して、HDMIケーブルをキャプチャーボードに接続します。
余っているライトニング端子は充電用のケーブルとして使用します。
このとき、充電しながらでないとカメラの映像が出てこないのでご注意ください。
私はここに気づくのに少し時間がかかりました…。
ただし、iPhoneのカメラアプリだと余計なものが色々と映ってしまいます。
「Airmix solo」というアプリを入れると余計な表示無く映像を取り込むことができます。
これはカメラアプリの1種ですが、配信用に色々と設定ができるようになっています。
私はiPhone SE2(iOS 17.4.1)を使用しましたが、これより古い機種(iOSバージョン)だとどうなるか分かりません。
余計なものが一切映らなくなりました。
出来るだけ初期投資を抑えて試したい場合の選択肢の1つとして、参考になれば幸いです。