ちょっとした工作の際、ボルト&ナットはよく使いますよね。

これを3Dプリンターで作れたら良いんだけどなー、と思ったので試してみました。

 

結論から言うと、ひと手間加えてあげると使えるものができます!

 

 

まずはFusion360で設計。

ボタン1つでネジができるの凄い…。

 

 

 

注意点は1つだけ。

モデル化の部分にチェックを入れること。(初期値はチェック無し)

これをしないと、ただの円柱や穴のまま出力されます。

 

 

 

まずは難易度が低そうなM12を作ってみました。

 

 

 

3Dプリンターの精度は「1Layerあたり0.24mmピッチ」という、いちばんラフな設定でやってみました。

 


これでプリント時間は約20min

ぱっと見はいけそうでしたが、ひっかかって奥まで入りづらい感じでした。

 

そこで、タップダイスを使ってネジ山を整えてみました。

 

 

 

削りカスも少しだけしか出ませんでしたが、これでうまく入るようになりました。

 

 

ボルトとナットのサイズを間違えて設計していたことにここで気づきました。

こういうとこなんだよなー・・・。

 

 

次は、M3、M4、M5のサイズでチャレンジ。

 


 

 

今度は3Dプリンターの精度を「1Layerあたり0.08mmピッチ」という、いちばん高精度な設定でやってみました。

 

 

ボルトにごちゃごちゃと絡まってるものもあり、これは一目でタップとダイスの加工が必要と分かりました。

ネジ山を整えてあげると、M3、M4、M5全て入るようになりました!
 

 

ただ、この3種類の出力は1時間程度かかったので、もう少し精度を落とした設定でやってみたい。

もう少しボルトとナットのサイズを大きくすると、良い感じに使えるものが出来そうな予感がします。

 

また追加で実験したら、結果をまとめたいと思います。

今日のところはこのくらいで終了。