テンセグリティ構造ってご存じですか?
見てもらったほうが早いので、まずは1枚画像を載せておきます。
これです。
この、ワイヤーで繋がっているけど浮いているように見える不思議な構造。
これをテンセグリティ構造と言います。
少し前から作ってみたいな、と思っていたので、勢いで作ってみました。
ざっくりと3DCADで設計し、3Dプリンターで出力。
あとはテグスとグルーガンで2つの構造体を繋げて完成!
動画でも撮ってみました。
何故この構造体が成立するのか少し考えてみます。
この構造体は、まず中心のテグスで上の構造体を下の構造体が支えています。
それだけだと、上の構造体は画面右側へ回転する力で倒れてしまいます。
それを外側の2本のテグスで支えて保持している、というものになっています。
作ってみて思ったのは、重心の設計が大事ということ。
下の構造体は、上の構造体をしっかり支えられるようにする必要があります。
上の構造体は、画面の右側に傾くような重心である必要があります(ここが一番大事!)。
3Dプリンターで作ったものだと軽すぎてふわふわしてますが、もうちょっと重量のあるもので作ると見栄えも良くなりそうですね。
また気が向いたら作ってみようと思います。
(2023.1.17 追記)
ちょっと気になったので、横に向けるとどうなるか試してみました。
逆向き(画面の左側)に傾けると、構造が崩壊しました。
上下を逆にすると、バランスが悪くてうまく立ちませんでした。
重量バランスを考えたり、テグスの数を増やしたりすると、もっと変化に強いものになりそうな気がします。